一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

鬼ノ鼻山・聖岳…『Green Walk』を片手に縦走しよう!

2007年12月26日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今年最後の山登りをどこにしようかと悩んでいた時、『Green Walk』(2008 冬号 Vol.25)が発売された。 今回手にした本誌を見て、「オッ」と思わず声が出た。 なんと、私にとって、近くにあって、最も親しみのある「聖岳・鬼ノ鼻山」が採り上げられていたのだ。 いつかは載るだろうとは思っていたが、実際に目にすると、やはり嬉しい。 記事を貪るように読んだ。 出発点は、聖岳参道登山口。 ま . . . 本文を読む
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養老孟司『養老訓』(新潮社)

2007年12月24日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
この本の中で、印象に残った言葉。 《『三国志』で関羽は「人生五十を過ぎて禍福なし」と言っています。  城内で何か起こって、不吉だと言いに来た奴にこう言うのです。  五十歳を過ぎたら人生は一応終わったようなもので、あとは何があってもいいやと腹を決めている、中立だ、ああだこうだと言っても仕方がない、ということです。》 「人生五十を過ぎて禍福なし」 私自身も、五十歳を過ぎた頃から、そう思うようになっ . . . 本文を読む

田原山……いつまでも歩き続けるために……

2007年12月16日 | 山岳会時代の山行
普段、われわれは、それが当たり前のように山に登っている。 だが、山に登ることができているのは、いくつもの幸運が重なっているからだ……ということに気づいている人は案外少ないのではないだろうか? ①歩くことができる。 ②山登りをする体力がある。 ③健康である。 ④山登りに行く時間がある。 ⑤家族の理解がある。 ⑥経済的に問題がない。           ……等々 これらの一つが欠けても、山登りをす . . . 本文を読む
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映画『ミッドナイト イーグル』で、北アルプスの空撮を楽しむ

2007年12月06日 | 映画
足のアクシデントでしばらく山登りができないので、映画を見に行った。 知人が、この映画を薦めてくれたのだ。 「エンドロールのバックに映る北アルプスが素晴らしい」と。 「じゃ、本編の方はどーなんだ!」と思わずツッコミを入れたくなったのだが、とにかく見に行くことにした。 映画が終わった後のエンドロールを見ることを目的に映画に行くのは初めてだった。 ストーリーはというと―― 厳冬の北アルプスを登る、一 . . . 本文を読む

『ヤマケイJOY』2007冬号……「もどき山」特集

2007年12月05日 | 読書・音楽・美術・その他芸術
発売されたばかりの『ヤマケイJOY』2007冬号に「もどき山」特集が掲載されている。 全国には「○○富士」と呼ばれる山がたくさんある。 「○○アルプス」と呼ばれる山地も多い。 マッターホルンもどき、槍ヶ岳もどき…… このように、山容が似ていたり、何かの謂われのある山を「もどき山」と呼ぶ。 各地方で愛されているこれら「もどき山」を、本誌では写真入りでたくさん紹介しているのだ。 この特集の中に、我等「 . . . 本文を読む
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