今年最後の山登りをどこにしようかと悩んでいた時、『Green Walk』(2008 冬号 Vol.25)が発売された。
今回手にした本誌を見て、「オッ」と思わず声が出た。
なんと、私にとって、近くにあって、最も親しみのある「聖岳・鬼ノ鼻山」が採り上げられていたのだ。
いつかは載るだろうとは思っていたが、実際に目にすると、やはり嬉しい。
記事を貪るように読んだ。
出発点は、聖岳参道登山口。
ま . . . 本文を読む
この本の中で、印象に残った言葉。
《『三国志』で関羽は「人生五十を過ぎて禍福なし」と言っています。
城内で何か起こって、不吉だと言いに来た奴にこう言うのです。
五十歳を過ぎたら人生は一応終わったようなもので、あとは何があってもいいやと腹を決めている、中立だ、ああだこうだと言っても仕方がない、ということです。》
「人生五十を過ぎて禍福なし」
私自身も、五十歳を過ぎた頃から、そう思うようになっ . . . 本文を読む
普段、われわれは、それが当たり前のように山に登っている。
だが、山に登ることができているのは、いくつもの幸運が重なっているからだ……ということに気づいている人は案外少ないのではないだろうか?
①歩くことができる。
②山登りをする体力がある。
③健康である。
④山登りに行く時間がある。
⑤家族の理解がある。
⑥経済的に問題がない。
……等々
これらの一つが欠けても、山登りをす . . . 本文を読む
足のアクシデントでしばらく山登りができないので、映画を見に行った。
知人が、この映画を薦めてくれたのだ。
「エンドロールのバックに映る北アルプスが素晴らしい」と。
「じゃ、本編の方はどーなんだ!」と思わずツッコミを入れたくなったのだが、とにかく見に行くことにした。
映画が終わった後のエンドロールを見ることを目的に映画に行くのは初めてだった。
ストーリーはというと――
厳冬の北アルプスを登る、一 . . . 本文を読む
発売されたばかりの『ヤマケイJOY』2007冬号に「もどき山」特集が掲載されている。
全国には「○○富士」と呼ばれる山がたくさんある。
「○○アルプス」と呼ばれる山地も多い。
マッターホルンもどき、槍ヶ岳もどき……
このように、山容が似ていたり、何かの謂われのある山を「もどき山」と呼ぶ。
各地方で愛されているこれら「もどき山」を、本誌では写真入りでたくさん紹介しているのだ。
この特集の中に、我等「 . . . 本文を読む