久しぶりのブックレビュー。
私の人生で、最も時間を割いているのは、「山」でも「映画」でもなく、実は「読書」。
かれこれ40年間、ほぼ一日一冊のペースで読んでいる。
なのに、このブログにブックレビューが少ないのは、レビューを書くヒマがあったら次の一冊を読みたいから。(笑)
本は、ほとんど、図書館から借りて読む。
本を一日一冊買っていたら、私の小遣いはたちまち無くなってしまう。
それに狭い家は溢れた本 . . . 本文を読む
小雪主演の映画『信さん 炭坑町のセレナーデ』をやっと見ることができた。
すごく楽しみにしていた作品だったので、とても嬉しかった。
この作品、2008年の秋に、福岡県をはじめとする九州各地で撮影が行われた。
2009年に公開されるかと思ったが、その後、なかなか公開日が決まらなかった。
今年になって、3月頃から田川市の文化センターなどで先行上映会が催されるようになり、
福岡県内映画館での先行ロードショ . . . 本文を読む
この時期、躰がいくつあっても足りないほど忙しい。
いろいろやらなければならないことが多すぎる。
今日の休みも山に行けるかどうか危惧していたが、なんとか午前中だけは時間がとれた。
っていうか、無理矢理時間を作った。
入梅し、雨の日が多くなっているが、今日は梅雨の合間の貴重な晴れの日。
時間が限られているだけに、近くの山と、今見られる花を存分に楽しみたい。
まず最初に向かったのは、多久聖廟。
聖廟の近 . . . 本文を読む
佐賀県小城市が舞台の映画『ソフトボーイ』が、6月19日(土)より公開されている。
佐賀県内では話題作なので、友人知人などから映画の感想をよく求められる。
で、さっそく見に行った。
佐賀県にある牛津学園高校。(劇中では「学園」を付けてある)
高校最後の夏……進学、就職に悩む季節。
調理科に通い、密かにフレンチのシェフを夢見るオニツカ(永山絢斗)も、自らの進路に思いをめぐらせていた。
そんなオニツカ . . . 本文を読む
からつ労山の6月の月例山行は2回あり、
1回目の6月6日(日)は霧島山系に行った。
2回目の今日は、祖母山。
祖母山に登るのは、からつ労山の月例山行としては2008年10月12日・13日以来なので、1年8ヶ月ぶりということになる。
あの2008年の山行では、
1日目は、尾平登山口から登り、宮原を経由して祖母山山頂へ。(九合目小屋泊)
2日目は、A班とB班に分かれ、
A班は、大障子岩や前障子岩を経て . . . 本文を読む
昨日、初体験をした。
恥ずかしながら、私は、それを、今の年齢になるまでしたことがなかったのだ。
同年代の人に訊いても、ほとんどの人が体験していると答える。
「えっ、したことがなかったの?」
と、ちょっと小馬鹿にしたように言った人もいた。
それは、それほどまでに普通のことなのか……
体験していない私が異常なのか……
「そのこと」をしなければ、大人と言えないのか……
だが、私は「そのこと」が恐かった。 . . . 本文を読む
『告白』と同様、この映画『孤高のメス』も楽しみにしていた作品だった。
原作や監督に興味があったワケではない。
夏川結衣と余貴美子という私の大好きな女優が出ていたからだ。
この二人は、私にとっての「一緒に酒を呑みたい女優」(オイオイ)ナンバー1とナンバー2。(コラコラ)
とにかく魅力的な女優だ。
夏川結衣に関しては、最近では、TVドラマの『遠まわりの雨』が印象に残っている。
脚本家・山田太一が、日本 . . . 本文を読む
湊かなえの小説『告白』を読んだのはいつだったろう……
いつも利用している図書館で借りて読んだのは間違いない。
2008年8月刊だから、2009年になってから読んだのだと思う。
本作は、2008年の年末に発表された「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位に、
「このミステリーがすごい!」では第4位に選ばれ、一躍話題になった。
それを見て、「読んでおくべき作品かな……」と思い、すぐに図書館に予約した . . . 本文を読む
今日も、お昼までに佐世保に行かなければならないので、午前中だけの山歩き。
早朝に家を出る。
本日のいちばんの目的は、樫原湿原のトキソウ。
もう咲いている頃だろう。
トキソウと聞いて、いつも思い浮かべるのは、『佐賀の野草』(貞松光男/佐賀新聞社)に収められている文章である。
上巻の最後の頁に、トキソウについての記述がある。
そこで、著者の貞松氏は、次のようなエピソードを紹介しておられる。
《ある老 . . . 本文を読む
最初に苦言をひとつ。
タイトルがよくない。
『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』
長すぎる。
タイトルですべてを語ってしまってはいけない。
TV文化の悪しき影響か?
まるで新聞のTV番組表のタイトルのようだ。
思い切って『RAILWAYS』だけでもいいが、これは明らかに『ALWAYS』の二番煎じで、ROBOTが企画・製作していること以外関係ないのに、これもイマイチ。
このタ . . . 本文を読む