9月27日(金)
先日(9月23日)天山に登ったときは祝日だったので、
静かな山歩きを好む私は朝駆けをしたのだが、
下山すると駐車場はほとんど満車状態で、
驚いたことにそのほとんどが県外ナンバーの車であった。
秋の花が咲き揃うこの時期の天山は、平日でも登山者が多い。
今日は天山を避けて、八幡岳へ行こうと思った。
八幡岳も(天山に負けず劣らず)秋の花が多く咲くからだ。
しかも、登山者はほとんどいない。
いつものように大平展望所に立ち寄る。
“蕨野の棚田”はもう稲刈りを終えていた。
ヒガンバナが咲いていたので、一緒にパチリ。
いいね~
“池高原”に到着。
今日は、秋の花々を目的に“私の山歩道”を歩くつもりなのだが、
一応、八幡岳山頂は踏んでおこうと思い、山頂へ。
ここからスタート。
いざ、“私の山歩道”へ。
ノダケ、
オミナエシ、
オトコエシを見ながら歩いていると、
カラスノゴマを発見。
出逢えそうで、出逢えない花。
ありふれた花……と思いきや、
京都府では、絶滅危惧種、
宮城県、長野県、鳥取県では、準絶滅危惧 (NT)、
新潟県では、絶滅の恐れのある地域個体群、
鹿児島県では、分布特性上重要な種に指定されるなど、
案外、貴重な植物なのである。
こちらは、(ゴマつながりで)キツネノゴマ。
白花もあった。
オカダイコンはあちこちで見ることができた。
オカダイコンに少し似ているシュウブンソウ(秋分草)も見ることができた。
和名は「秋分の日」の頃に花を咲かせるからであろう。
先日見つけたヤナギアザミは、まだ咲いていた。
九州では、
佐賀「準絶滅危惧種」(佐賀県レッドリスト2020 植物編)
熊本「絶滅危惧ⅠB類 (EN)」(レッドデータブックくまもと2019)
宮崎「絶滅危惧Ⅱ類 (VU-r,g)」(2015年度改訂版レッドリスト)
鹿児島「絶滅危惧Ⅱ類」(平成26年改訂レッドリスト)
と、絶滅が危惧されている植物。
花も美しい。
ヤブランの花も咲いていた。
今、八幡岳では、キバナアキギリの花がピークを迎えていて、
あちこちで見ることができる。
アキチョウジもたくさん咲いている。
キブシの実もあちこちで見かかた。
カラスウリも秋色を見せてくれていた。
ムカゴも採り放題。(笑)
嬉しいことに、ツルニンジンの花も見ることができた。
大好きな花なので嬉しい。
蕾もあったので、もうしばらくは楽しめそうだ。
この時期はツル性の植物が目立っていて、
ノササゲや、
ヤブマメの花も見ることができた。
ヒキオコシや、
レモンエゴマの花も咲き始めていて、
逢えて嬉しかった。
マユタテアカネ(雌)や、
アサギマダラなどの昆虫にも逢うことができた。
嬉しい。
ジャゴケなどがある湿地に行くと、
ツリフネソウ、
ミゾソバ、
ミズタマソウなどが咲いていて、
なんと、マツカゼソウにも逢うことができた。
天山では見たことがあるが、八幡岳では初見。
八幡岳のアケボノソウは、まだほとんどが蕾であったが、
よ~く探すと、花を見つけることができた。
いいね~
こちらは、(まだ開き切っていない)4弁の花。
一番美しかったのは、この花。
まさに開き始めといった感じ。
今日は下山するまで誰にも会わずに花散策を楽しむことができた。
今日も「一日の王」になれました~