“金持ちになりたい!”というのは誰しもが望むこと。
私は、適度なお金があれば・・・という考えで過ごしてきたので、高齢者の仲間入りした今、金はないが望みはほんの少しある。
NHKの朝ドラ“まんぷく”はいま、戦後の混乱期を描いていて、自分自身の幼少年期とオーバーラップして楽しく視ている。
このドラマ、戦後に主人公たちが懸命に働き、どうやって収入を得ていこうかと知恵を絞り生きていく姿に感動を覚える、朝の時間帯に見ることが出来ない時は、昼の再放送でしっかりエアーチェックをしている。人間だれしも生きていくために金持ちになりたいという時代背景もよく描かれている。
さて、赤い実をつけて咲く“ナンテン”や"マンリョウ"、クロガネモチなど『難転』、『万両』、『黒鉄持ち』・・・といったゲン担ぎの植物が目に入って来る。
先日、大型スーパーの帰り道、クロガネモチの街路樹が続いている場所を通った。市民みんなが金持ちになって欲しいと思って、市があちこちの歩道に植えてくれたのだろうか・・・?
ご存知かと思うが、“苦労がなく金持ちに・・・”に通じるクロガネモチの木は縁起が良い木として知られる。モチノキの仲間で葉が乾くと鉄色になることからクロガネモチと名付けられた。
鉄のことをクロガネというのは皆さんもご存知だろう。クロガネモチの実は鳥が好んで食べ、鳥の糞から庭に勝手に生えることもある。運が良ければの話だが・・・
先日、このクロガネモチノキを伐採しているお宅の前を歩いていて、ご主人に声をかけると、「初夏になるときれいな花をつけるんだけど、成長が早くどんどん増えてフェンスを越えて近所迷惑なので、伐ってます。植えた覚えがない、鳥が実(種子)を運んできて、それが成長したと仰っていた。
そんなに広くはない庭に、草や木が多く生えていて、鳥たちには絶好の場所と思えるような敷地だったが、花の少ない冬場にはあたりを彩る存在になるはずなのに。。。 それに縁起が良い植物なのにと思いながら、そこを後にした。。。