この季節、家の軒先やベランダで見かける風景のひとつに"干し柿づくり”がある。
渋柿の皮をむいて、柿を吊るす紐をつけ、物干しざおの一角に数日間干す。 3日ほど経つと、柿は吊った時に比べてかなり柔らかくなり、1週間もすれば渋柿から甘い柿に変貌する。 しかし、このような風景、ここ数年はかなり少なくなってきた。10年ほど前まではよく見かけたのだが・・・。
先日、我が家では、先発の干し柿が完成し食べてみた。甘くて干し柿特有の旨さが口の中に広がった。
干し柿で気を付けなければならないのは"カビ"。気温が高い状態が続くとカビの発生につながるというので、少し寒くなった時(これからの季節)がちょうど良い。
干し柿を干す場合は風通しの良い場所に吊るすように。日光に当てすぎると柿そのものが黒ずんでくるので、日陰で風通しの良いところに干すのが良いといわれている。
それと、カラスが近寄ってきて、美味しくなった頃に銜えて逃げていく。くれぐれもご用心を!
〜カラスなどの鳥は、甘く熟した柿をよく知っていて、下の写真のようにつつき始める・・・