それは小学校高学年の頃の話、近所の年上の"お兄ちゃん"と、"ヤンマ採り"によく出かけていた。
ラジオから赤胴鈴之助のドラマが流れ、テレビも近所のお金持ちのお宅で見せてもらっていた60数年前の時代。夏が深まって来るとレンコン畑の蓮の葉の上をヤンマが飛び交う。それを何匹採集できるかを競う"ヤンマ採り"が楽しみのひとつだった。
※シオカラトンボ
大人になってからはシオカラトンボやアカトンボはよく見かけるが、ギンヤンマやオニヤンマといったヤンマ系のトンボと遭遇することが少なくなってきた。
もっともレンコン畑がほとんど宅地になって、ヤンマ類が生息する場所がなくなり居場所もなくなったからだろう。。。
よく訪れる公園の一角では、子供の頃に見かけなかったトンボを目にする。4枚の羽根に黒い模様が入ったトンボ。草花の先や枝に停まって羽根を休め、次の行き場所をうかがう。
しっかりしたカメラで撮ればもう少し良い姿に写ったはずだが、動きのある物体を撮影するときはスマホデジカメでは中々思うような絵になってくれない。
この日は別の場所でも、私にとっては珍しいと思うトンボを見かけ撮ってみたのでアップすることにした。