寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

石山寺参詣(その5)

2009年10月30日 | 

「毘沙門堂」は「観音堂」の隣にあるが、参詣客の滞在時間は極めて短い。光り輝くものがあるのとないのとではこうも違うものかと苦笑した。この対面に「蓮如堂」が建つ。

蓮如堂

多宝塔を望む

私は硅灰石(天然記念物の奇石)の遥か上の「多宝塔」を見上げた。石灯籠の明りで浮かび上がる「多宝塔」は実に趣き深いが、日中に見る分でも十分に美しい。

御影堂

早く上に行きたいという気持ちが私を「御影堂」へと向かわせた。普通の人はここから反対側にある国宝の「本堂」に進むのだろうが、偏屈者は「御影堂」そばの石段を駆け上がってしまったのである。

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石山寺参詣(その4)

2009年10月30日 | 

私の先を行く老夫婦は石段の中央辺りでしきりに写真を撮っていた。確かに心の琴線に触れる風景が広がっている。

御神木の老杉

石段を登り切った所に石山寺の「御神木」がある。幹の太さに圧倒されて言葉が出ない。この杉は創建当時からあると書かれているのを見て「木の生命力」は本当に凄いなと思った。人間などはいくら長生きしたとしても120年が限界だ。だから木に神が宿るという表現も決して大げさではない。

石山寺の観音堂

大勢の人が「観音堂」の周りに集まっていた。扉の内に安置されたあまたの観音像。眩しいほどの輝きに私は一瞬目を細めた。黄金色には人の心をうっとりさせる摩訶不思議な力がある。

眩いばかりの観音堂内部

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