ＮＨＫクローズアップ現代「大人気 廃墟の旅」

右肩上がりの経済成長を当たり前のこととして育った世代にとって廃墟は負の遺産であるが、現代の若者の目には歴史を知る上で価値あるものとして映るらしい。それが廃墟を巡る旅のブームにつながっている。

日本という国は歴史的建造物（明治以降から戦前）の保存にあまり熱心でないと私は思う。住民の理解を得ることができず取り壊された例として諌早市の旧長崎刑務所（明治末期竣工）を番組は取り上げていた。

長崎県の軍艦島や岡山県犬島の銅精錬所（美術館として利用）が多くの観光客を呼び寄せているのを見ると静かに消滅していく妓楼（遊廓や赤線の建物）の一部を残して教材として活用してもよいのではないかと思った。

木の芽を摘む

畑の木の芽が大きくなりだした。４月初旬の芽はやわらかいので様々な料理に使うことができる。鯛のあら炊きや潮汁には必需品と言ってもよい。

木の芽が最も活躍するのはやはり筍料理だろう。焼き物、若竹煮、筍ご飯、木の芽味噌和えなど。爽やかな香りに鮮やかな色合い、そして抑制のきいた（日本人好みの）辛味は春に相応しい。