無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

畑ビクスはじめよう!!

2010-11-11 23:33:23 | 日々の自然菜園
本日、

日中温かいと本当に幸せを感じながら畑で野良仕事ができます。
今日は、遅れ気味の最後の小麦畑の播種に入りました。
暖冬なので遅れても間に合いえばいいのですが、、、。

この畑では、3mの畝を交互に耕します。
全てを耕すときに比べ、生き物の多様性を維持できるので気に入っています。
野菜は耕さずにも苦なく、育てることができるのですが、自給分の穀物は耕した畑で育てています。

耕すとどうしても生き物が単純化し、機械的であまり好きではありません。
そこで、交互に耕すことで避難場所を作っておくとかなりの生き物が生き残れます。

土は生き物によって耕され、豊かになるので生き物は大切にしたいものです。


耕した畑に、小麦を蒔くわけですが、一般的には播種機なる手押しの種まき機を使います。
種を一定間隔に適量落として、土もかけ鎮圧までしてくれる優れものです。

ところが、一般的に蒔く場合は便利ですが、土の状態や地力や麦の種類などに応じて細やかに対応は難しいことと。
その麦にとって、どのように蒔いたら一番自然なのかを知るためにはやっぱり手で蒔くのがいい感じです。

うちでは、トラクターで耕したふかふかの土に種を直接蒔くことはあまりせず、
必ずと言っていいほど土を踏んで平らな溝を作ってから蒔きます。


援農に来てくれている友人が、線を基準に両足で溝を踏んでいきます。
ふかふかの土を踏みしめるときに、ふくらはぎなど筋肉にいい感じで抵抗がかかりいわゆるエアロビクスならぬ「畑ビクス」になっていい運動になります。

田んぼで草取りをすれば、エクササイズならぬ「田草サイズ」になります。


この後、写真はパン用のユメアサヒ小麦を蒔いていきます。
うちでは、最初のころ肥えていないと育てにくかったユメアサヒ小麦も、数年無肥料で自家採種することでずいぶん育てやすくなりました。


最後に、土をかけ、もう一度「畑ビクス」でしっかり鎮圧して終了です。

野良仕事で楽もしたいのですが、土の感触・種の蒔く感触・土をかける感触を感じながらやるのが愉しくてやめられません。
困ったものです。

コメント (1)
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