このミステリーがすごい大賞受賞作のおすすめのひとつの
本作を読んでみたが、本当に、すごいと感じた。
北海道の沖に浮かぶ石油掘削基地で無残な死体が発見され、
自衛隊員の主人公が調査に派遣される。また、更迭されて
いた天才的な感染症学者が、調査に駆り出される。
北海道はもとより、日本の存亡をかけての危機的な惨劇が
起きようとしているのだ。
これを読むと、東日本大震災当時の無能な政府を
連想する政府が登場する。また、現在、コロナ感染が
世界的に大問題になっているが、本作は、2014年に刊行されている
ので、コロナ感染前の話なのに、まるで、予期していた
かのような内容であるのに驚く。
また、その感染症や、自衛隊などについての知識には、びっくりする。
後半は、まさに、ページターナーと言って良い勢いで、読み進めた。
面白いの一言だ。
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