■20人分をにわかに調える
9月末日、年度半ばの人事異動が発令され、我々の部門からも異動者がありました。急なこととて外に席を用意することもかなわず、会議室で慰労することとなりました。私は、前週が北海道出張中であったため、しきりは幹事にまかせて、北海道からのサプライズお皿を用意するつもりでした。
戻ってきてから、進展を確認すれば、準備らしい準備ができていない! コンビニで調達するつもりでした、と幹事はいいます...。
幹事にそう言わしめる、相当な確執が内部にあったとはいえ、10年近く同じ船に乗っていた方です。相応に送り出さないのは、無礼だと注意しました。
しかし、今更いってもセンナイこと。。。出席が想定される20人分を、当日の午後、休暇を取って、私が調えることにしました。
献立をくむ→荷物持ちを乗せて、愛車で買い出しに行く→勤務先内の保養施設で調理&盛り付ける。かくして、20人分の立食宴会を調えました。(写真のテーブルを3卓、笑)
■メニュー
○スモークサーモン巻
○ゴボウの明太マヨ・サラダ
○北海道チーズの盛り合わせ+パゲット二種
○北海道の生ハムとサラミ+フルーツ2種(いちじく、巨峰)の盛り合わせ
○配達寿司(上)5人前
○ソーセージ2種の盛り合わせ+ゆで野菜、アンチョビ・ディップ
○スティックサラダ4点+アボカド・ディップ
○工夫して時間にまにあわせた、自家製おでん(大根2本をbaseに、直径40cm×高さ30cmの大なべにどっさり、笑)
○北海道のチップス類4箱
○更に追加:チキン・ナゲットと無リン酸チーズの盛り合わせ(笑)
おでん以降は、写真をとる前に会をはじめてしまったので、画像がありません(笑)。
■人と人との付き合いは、最期が最も大切だから。
私が社会人になりたての頃、当時の上席に教えられた言葉です。最期の印象だけが、人が覚えている顔だから、だから心を尽くして、最期をきちんとまとめることだ、と。
その言葉に従っていくうちに、私も気づきました。最期は、次の始まりのチャンスだって。
スタッフにも機会あるごとに伝えるのですが、未だ徹底できていなかったのが、残念でした。
[作る]
■工夫して時間にまにあわせる、おでん
1)鰹節と昆布の出汁を、濃いめにひく。日本酒、塩、味醂、香りづけの醤油で、おでんつゆとする。
2)大根を4cm厚に切り分け、かつら剥きし、十文字に隠し包丁をいれ、おでんつゆ(1)で煮る。竹串でさして、芯まで煮えたら、火からおろし、塗れ布巾と扇風機をあてて、ゆっくり室温まで冷ます[冷ます①]。
3)黄身の中心にとろみが残る程度に仕上げた茹で卵は、熱いうちに殻を剥き、醤油麹を(2)のつゆで延ばした液に漬けこむ。
4)こんにゃくは下ゆでし、あく抜きして水にさらず。
5)おでん種(練り物7種)は、熱湯をかけて、油抜きする。
6)室温まで冷ました鍋(2)を、再び火にかけ、下処理したこんにゃく(4)を水気をきって加える。鍋が笑う程度の火加減で、こんにゃくを馴染むまで温める。火からおろし、塗れ布巾と扇風機をあてて、ゆっくり室温まで冷ます。[冷ます②]
7)室温まで冷ました鍋(6)を、再び火にかけ、下処理したおでん種(5)を加え、鍋が笑う程度の火加減で、温めたつゆを、おでん種にかけながら、火を通す。火からおろし、ゆっくり室温まで冷ます。[冷ます③]
8)茹で卵(3)をつけだれをきって、鍋(7)に加える。食す直前に、弱火で温める。練り辛子を好みで添えて、供する。
[point]冷める過程で、おでんは味がなじみます。その時間過程を上手に作ることで、短時間で仕上げても、十分に仕上がります。焦って強火にすると、固いおでんになってしまうので、用心してください。
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