
○夏野菜スープ
○豆苗の煮浸し
阿南維也さんの、大きなマグカップに出逢った時、映画のなかの、大事なスープボウルを思い出しました。
生き抜くための、一杯のスープと一塊の木屑のようなパン。
映画パピヨンの中で、諦めずに生き抜く主人公を支えた食をのせた、ブリキの器。
泥水みたいな、貧しいスープだったけれど、食べて生き抜く力を感じさせたのは、抱え込むようなボウルの形だと、私は思いました(微笑)。
そのイメージを彷彿とさせる。これで食すスープは、きっと力になると。

スープはシンプル。いただいたズッキーニ、玉葱を主役に、人参とベーコン、野菜ブロス、塩胡椒で。

木屑のようなパンを載せる代わりに、生き生きした緑を(微笑)。
豆苗のレモン酢煮浸しに、釜揚げしらす、チーズをトップ。
阿南維也さんの器は、磁器です。深い時を経た色と、手に辛くない保熱力をもっています。ブリキが持たない優しさが、夜を、応援してくれます(微笑)。
元気に笑うために、器の魔法を借りた夜でした。
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