『もういない主亡き舎の青野原』
『青野原石灰の舞うもうもうと』
『青山を広げ高千穂雨しとど』
『この家も牛盆となる日向かな』
『採草地草茫々の丘土成る』
溜池のガマが穂を伸ばしている。若いのから並べてみたが「因幡の白兎」にでる「ガマの穂綿」になるまでは時間が必要だ。
十分に熟して種子を飛ばす頃に触れると、面白いほど連続してモコモコと綿毛に包まれた種子が膨張?してくる。そんな悪戯を「楽しい」と遊ぶ子ども達はいなくなった。
今回、しげしげと見つめて気がついたのは、雄花から出ている葉のようなものの役割だ。今までにも見ていたにも関わらず気がつかなかった。二枚出ているのだが、何のためのものか見当もつかない。見慣れた当たり前の風景の中に不思議や疑問がいっぱいだ。