『ぬかる足泥冷涼に水ぬるし』
『一足を抜いて泥寄す田植えかな』
『足挿せば田泥は抜ける足の指』
『半世紀ぶりの田植えもつつがなし』
6月28日に刈り払ったエリアに再再度真竹が生えてきた。植樹した幼樹にはカナムグラやクズの蔓が蔽っている。連日の猛暑に日陰で活動をしたいのだけど、そうもいかず刈り払うことにした。本当に竹の再生力には感心する。ここで撤退したら「元の木阿弥」だから、延々と徒労を続けることになる。
周辺を半分ほど片付けて息絶え絶えで一休みしてからの作業開始直後、M氏が小父さんの記念樹にと植えた八重桜を根元から切断してしまった。埋もれた若木を刈り払う事はままあるし、数年育てた若木でも手元が狂ったり、思わぬキックバックで失ったりするのもままあるのだ。
今回は記念樹だっただけに「大失態」としか言いようがない。涼しくなったら代わりの苗木を植栽しなければと思っているが、こういうのは「代替え」では意味が半減してしまう。許しては貰ったのだが、ここを刈るたびに思い出すことになる失態だ。猛暑の中の寒い一時でありました。