トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シロオニタケ?

2010-07-28 | 小父のお隣さん

Photo_10  林床の根笹を根絶するためにヒコバエを刈り払っていた時、落葉の堆積した斜面の中に白い物が見えた。卵の殻と思ったのだがキノコだった。

 初めて見る キノコだ。頭部は金平糖状態、軸はオニの棍棒みたいに見える。こんなキノコに出会えるのも徘徊している賜物であろうか…。良い子にしていたら出会うことも知る事も無いのだから。

 とは言っても「見たから」「出会ったから」それが何なの?の世界ではあるけれど「不思議の国の俺っス」には浸れる。

 図鑑で確認すると、イボイボの様子は「シロオニタケモドキ」に近いが淡黄褐色ではない。「シロオニタケ」とすると軸にある凹凸が多すぎる。「ササクレシロオニタケ」とすると色が不適合だ。

 変異や個体差の可能性もあるが、同定しようなどとは思わないで「楽しむ」のが一番だと、またまた思い知らされた。出会いの多くは「一期一会」なのだから。


腹の足し

2010-07-28 | 感じるままの回り道

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 思わず「美味いか!」とつぶやいた。ツイッターはやらないけど「つぶやき」はする小生だ。この頃出没する野良君がアゲハの吸水地点で狩りをしたのだ。集団で吸水している地点から、やや離れて吸水していたアゲハを狙っていた。車を止めて見ていたら一瞬だった。「花びらのサラダのようなものか」と思った次第である。

 他のアゲハは一斉に舞い上がったが、数分もしないうちに落ち着いて吸水を始める。野良君も辛抱強く期をうかがっているが、こちらは蚊の餌に付き合いきれないから後にする。

 この野良君、眼光鋭く決して気を許してくる気配はないが接近を拒絶しない。山の中の「一人もん同士」と思われているのか、トホホの気分もしてくる野良である。栄養状態は良好なのか毛並みも色艶も美しい。ノラネコのうらぶれた雰囲気はないのだ。蚤はいたけど「孤高」として「利口」だ。小生に蚤はいないが「糊口」で「利己」ある。やっぱりトホホだ。