『田を起こす素足運べば泥温し』
『代掻きの泥指を抜けにゅるにゅると』
『水棚田畦塗りやめる卵かな』
『田起こしで足捕られ立ち聴く初音』
『棚田跡芽吹く裸木萌え野原』
『田を起こす素足運べば泥温し』
『代掻きの泥指を抜けにゅるにゅると』
『水棚田畦塗りやめる卵かな』
『田起こしで足捕られ立ち聴く初音』
『棚田跡芽吹く裸木萌え野原』
前日に続いてアラカシの除伐だ。幹周りもやや太く樹齢は40年前後だ。南の正面に倒すとキウイの棚が破壊されるので、西よりに倒さねばならない。前日と同じく枯れた栗の株を 狙ってロープでコントロールした
樹高は孟宗竹ほど高くはないが目測で15m未満というところだ。樹の内部に腐れがあって、思っていたより傾き方が早かった。ロープを引いてくれた会友二人は滑車を介して引く方向を変換していたから十分安全圏だったが、引き加減やロープを放置して避難するタイミングが想定とは違ったから多少は慌てたようだ。
小生も自重で傾き始めた幹が腐れのため一気に張力のかかった方向へ倒れたから、指示出す暇もなかった。かように伐木は予想が難しい。それでも方向と落下地点のコントロールは想定どおりだったから、素人としては十分な出来だろう。
針葉樹と異なり広葉樹は枝の広がりが一様でなく、重心も掴みにくいので緊張する。今回の二本は株元から出たひこばえを癒着吸収して、水平断面が変形しており、事前に整形しなければならなかっただけに手間は掛かってしまった。枝、幹を切り刻んだだけで集積するところまで行かなかった。さすがに34℃の猛暑日直前の気温の中では「まあ、いいっか!」である。