トンボ池横の草地に設定した吸蜜・花粉用のノアザミとフジバカマの囲い枠の中は手入れ不足もさることながら宿根草なのに衰退気味で遂には消滅してしまったのだ。宿根・多年性であっても実態は数年性なのかも知れないけれど補植をしようにも先日に補植したノアザミ10株ほどしかポット苗を用意していなかったので全ては埋まらない。
空いてしまった範囲は深耕してネザサの地下茎を取り除いておいたものの吸蜜か食草になる植生で埋めたい。そこで自宅に残っていたクララとアシタバのポット苗を運び一枠を使って定植した。クララを食草とするオオルリシジミは生息はしていないけれどネットの頁に「ウラギンシジミが発生した」との情報があって「確かめてみたい」と導入したのである。
アシタバはアゲハチョウの食草になるのだけれど食草園の木漏れ日の当たる範囲に定植されたアシタバにはまだ幼虫は発生していない。自宅のアシタバには発生は確認できたもののヨトウムシの食害も甚だしくて終齢までは追跡できなかった。今回、定植した枠囲いの中は食草園よりは日当たり良好なのでクララもアシタバも生育は良好になるだろうと推測しているがポット苗を定植すると遅からず威之志士様の跋扈蹂躙に遭うのが今までのお約束で、今回はそれを防止するために木炭粉に竹酢原液を吸わせたものを散布しておいた。「野獣は焼け焦げの臭いを嫌う」にヒントを得たのだがもう一方の野獣は金メダルが好物らしい。幸いにも我が姥捨て山には金メダルなど皆無なのでこの野獣は出没しない。