処方されし薬飲まずに留め置きしその考えを誰もが知らず
流行風邪に会うことさえも適はねば痛みに耐ふる声も聞かざる
望みなき介護役なり三月経ち妹の髪白髪を増しぬ
逝きたりと案内を配る丘越えは天地分かたず地吹雪に遭う
納骨を半月後に控えたる奥津城廻り四尺の雪
処方されし薬飲まずに留め置きしその考えを誰もが知らず
流行風邪に会うことさえも適はねば痛みに耐ふる声も聞かざる
望みなき介護役なり三月経ち妹の髪白髪を増しぬ
逝きたりと案内を配る丘越えは天地分かたず地吹雪に遭う
納骨を半月後に控えたる奥津城廻り四尺の雪