トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蕾は輝く

2017-01-08 | 感じるままの回り道
 近辺では気の早い「梅便り」も報じられるようになったがフイールドの梅の開花はまだ先である。行き帰りの道筋に梅の古木もあるけれど花が咲けば気が付く程度の関心事で、ましてや梅園等の様に多種多様な花園などは行く気にもならない。
 それはさておき、この時期、注目せずとも引きつけられるのはミツマタの蕾である。裸木の中でひときわ目立つようになった。直射光下ではいぶし銀の様に見えるものの実際は全てでは無い。開花は気を持たせ続け、まだ先だけれど雪国育ちの小生としては園芸種より野生種の方に季節感がある。

 以前、金木犀の香りでトイレの芳香剤が発売された事があったが、実物の香りでトイレを連想するようになり、これには大迷惑だった。このミツマタも節目節目の花と思いつつも、二股から三股五股等々マスコミを賑わす事が続くと「ミツマタ」もイメージや連想に影響があって、隠微な植物リストに入れざるを得なくなった。
 世間的にはコウゾ、ミツマタ、ガンピと並べても?となってしまう絶滅危惧種に近いけれど、和紙が世界的に見直されている現在、もう少し「有用性」を活かせるのではと蕾や開花を見るたびに思う。

           良く目立つ         蕾は硬い