トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

てんやわんやのダクト交換

2017-01-12 | 今日は真面目に
 浮き世の義理で少しだけの心算がえらいこっちゃ…になってしまった。有機溶剤の塗料を少しだけスプレーしなければならない工程なのだが、ダクトがあまりにもお粗末で噴射ガスをカバーしきれていない。なんたって段ボールのダクトに衣装ケースを取り付けた代物なのだ。

 例によって、ついつい余計なお節介となった訳であるけれど、通常の作業日では交換できない。そこで仕事納め当日、大掃除との事なので一気に片づける事にした。工場に出向かない日はほとんどダクトの制作に費やし、結局十二月はこれで終わったようなものになった。「私はこれで年が終わりました」と指を立てたコマーシャル風になったのである。

 制作にあたって懸念事項はダクト取り付け部の実際を確認できなかった事で、常識的推定で接合部を用意したのだけれど、一抹の不安が的中してしまった。段ボールダクトの中に換気扇があったのである。
 大掃除の前日、スプレー作業が無くなった午後に段ボールダクトを撤去して顕わになったのが中間取り付けの換気扇だった。想定では「壁面にある」としていたのだが確認しなかったのがミスの第一歩で、新たな接続部を工作せねばならず、やむなく早退しフィールドの拠点で急遽作る羽目になった。

 馬鹿は続くもので接続部に換気扇が収まる寸法だったにもかかわらず、「補強せねば」の邪心が四隅に断面三角形の材を張り付けた。結果として現場で換気扇の枠が入らず削り取る羽目になったのだ。
 作業時間は昼までと期限付きだったから、十時にお茶でもと思いお茶菓子を用意したのに暇はなし。まあ、出来上がってみれば段ボールダクトよりましだったのがせめてもの慰めだ…。

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