
人力ではびくともしない重量があって、牽引器を使わざるを得なかった。本体にロープを回せないから考えてクリッパーを使用してベルトを掛けた。思いのほかうまく動いてくれたのだが、動かす以上に労力を要したのが隙間を埋める石材である。見回しても下流部の河床浸食を防ぐために使ったから無いのである。
仕方がないから法面に埋もれていた大石を掘りだして詰めた。これだけで汗ばんでしまう作業になった。この日、昼過ぎから降雨の予報だったから間に合うように急ぎもしたのだが、まあ、全てが泥縄式状態で、先んじて手を打てるには生まれ変わるしかないみたい…。



雨が来る来る人馬で動く越すに越されぬ歳の坂 ハアコリャコリャ