
本来ならば水糸を張り傾斜水準に沿って段差工を施せば確実なのだけれど、糸を張ったり取ったりは面倒なのだ。チャッチャと組み込めたのは護岸丸太が腐食と出水で外れ、放置材となっていたのがあったからで、腐食放置材とは言えヒノキだったから芯材はしっかり残って十分な強度がある。
四段と六段の相違は見た目では分かり難いものの水量が少ない時は平瀬とプールを生じ、出水すれば河床の浸食を押さえるはずで、出水が平年並みに推移すれば十年近くは持つだろうけれど、その頃には対応出来るかどうか知る由もない事柄だ。
ここを水路として整備する以前はただの溝状態で草に埋もれていた状態だった。サワガニ程度は生息していたがトンボやカエルの生息環境にはなりえなかった。溝を広げ平滑にし段差工を施した事でトンボが戻ってきたし、この水路を活かし泥水池やトンボ池も構築できた。最初に手を入れた水辺だが、ここから派生的に水辺環境を整える事が出来たから水系としては肛門部であるが展開の糸口でもある。
それはともかく、水辺環境の安定には毎日三食、一日一作、ウンコも一回、このリズムで続けられればよろしい。まあ、とかく水商売は手間仕事ばかりなのである。