トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

タテハチョウ初見

2018-02-15 | 小父のお隣さん
 拠点の畑でフキノトウ、ホトケノザ、オオイヌノフグリなど待ち望んでいた春の花を見出した。
 当地でタンポポの開花は二週間も前に報じられたけれどフイールドではロゼットすら見ていない。フキノトウなどを確認できた事でタンポポとの出会いを求めて原っぱ部に降りてみた。タンポポにはまだ早く、ホトケノザやオオイヌノフグリの株さえ見つけれなかった。かように狭い範囲でも成長に差があるのが早春賦である。

 ところが思いがけない出会いがあった。もうこれは「出愛」と言うべきだろう、タテハチョウの初見となった。氷結が緩んだほどの暖かさではあったが風が強い。何時ものごとく風を避けられる低くて暖かい場所に降りてくれた。
 喜んで一枚撮影したもののエネルギーを使わせるのも忍びなく立ち去る。出会いなど儚いもので高望みにすぎないみたい…。

 参考までに木本はウメの開花中、草本は野生化した水仙の開花がある。オオイヌノフグリやホトケノザなども開花し始めたから蜜源には困る事は無いだろう。自然界は無理なく回っていく。
 ちなみの本日の気温、最低気温9.7℃、最高気温18.5℃と気象情報にあった。桜が開花する頃の気温になったが、これは各地で荒れた春一番の影響でしょう。

          春一番吹かれてタテハ今日と出し

「まあ、フイもある」試作だにー 2

2018-02-15 | 今日は真面目に
 主役二足と仕様と樹種を変えバリエーションの二足に歯を取り付け、午後は「わっぱか」として温泉に骨休みに行く算段だった。ところがである主役本家の二足に亀裂が判明した。

 歯を固定するためのネジ穴は下穴を通してあったのだが全て亀裂が入ってしまった。自分では「カエデ材」と思っていたけれど、初めて使用した材だから性質が分からない。ネジ穴からの亀裂だけでなく台の後部も割れが見えてきた。これでは仕様に耐えるはずもなく、他人様の手に渡ってからのトラブルでないだけましである。

 試作で材すら初めての使用、経験値が不足している状況下では「不意打ち」や想定外があっても当たり前田のクラッカーである。ほんとうにはじけてしまった。「まあ、ふいもある」と言う事で「マーフイの法則」がまたもや適用されてしまった。これで主役本家二足がお釈迦になった。
  ねじ穴からの割れ     台後部の割れ

 楽しみにしていた「温泉浸かり」、行く場合では無くなって気持ちは逝く気分。気を取り直し昼直前だったのをお預けし拠点フイールドの道具小屋へ材採りに行った。そこで目にしたのは先日凍結被害で補修した水道管の再度の噴水トラブルで、ハイ、気分も上がります…。

 同じ物を二足必要なのだがヒノキ材は一足分しか取れない。ホームセンターの材は薄くて使えるものが無いから、とりあえず一足分を切り出した。残りの工程作業は自宅で行う事にした。拠点はらくらく作業が出来るとは言え発電機からの電源で少々非力、時間ばかり要するからである。

 同じ二足が必要な条件は試作バリエーションで作っておいたカツラ材の下駄と同じデザインでヒノキ製となる。言い訳は「樹種を変え趣きの違いを表現しました」に決めた。小生、まだまだいける、耄碌していないのを実感した。
 サンダー表面仕上げ  ➡  仕上がり ➡  木固め塗装と歯付け

 ところがである、数日後に拠点で顛末を立ち話していた折り、Mさんが切れ端を見つつ「これはヒノキでは無く杉材だ」と言う。慌てて香りを確かめたら杉の香りだし木目も荒い。小生、慌てていたから材表面の美しさにだけ囚われ本質を見ていなかったのである。不徳の致すところだ。これでまた振出しかも…お伺い、お伺い…。