トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「玄米粉のフォカッチャ」

2022-06-13 | 何よりの楽しみ
 雨降りお憑きさん雲の上・・・てなもんで玄米粉でのフォカッチャ試作となった。バターが切れていたから開店時間に合わせ購入に走る。切り分けてあるバターが無くて大きいのを調達になった。
 ヨモギたっぷりのフォカッチャを作りたい予定なのだがストックは100gしかない。今回は玄米粉で提供してみるつもりでも試食してみないと出来上がりや食感が分からないからヨモギを混入しない素のフォカッチャをレシピ通りに作ってみたのだ。強力粉を玄米粉に変更しただけのまあ、スタンダードであろう。

  二次発酵を終え凹みを付けオリーブオイルを塗りハーブ塩を振りまいて予熱200℃10分の焼き加減。小麦粉のようにグルテンが無いので延ばすとひび割れてしまう。それでも試作品なので粛々と進めた。やはり一次発酵も二次発酵も小麦粉ほどの膨らみが出ない。一般的に米粉パンではそれなりの手順やポイントがあるのだろうがそこまでの確認は無しなのだった。

 焼き上がりもほとんど膨らむことなく香りは悪くはない。粗熱を取った後に切り分けての試食、膨らまないしひび割れる様だったから「やや硬め」の食感だった。固く噛み応えのある食品が好みの小生としては「美味しい・旨い」のレベルなのだが今風の人たちにはどうなんだろう。
 ハーブ塩の美味しさが際立って小生好みの仕上がりと言う事は一般的には「好まれない」類に近いだろう。玄米粉100gのフォカッチャは試食しつつつまみ食いとなり早めの昼食の主食となって腹に消えてしまった。御呼ばれに持っていくつもりの「ヨモギたっぷりのフォカッチャ」は小麦粉ベースが無難なのが理解できた。
 まあ、気を使って作ったところで「お爺の調理」では有難迷惑の思いもするけれど「鶴の恩返し」に同じく持ち合わせの物でしか返礼は出来ない姥捨て山の棄民なのであるわい。しかしながら鶴ほどの端正さは持ち合わせてはおらぬ「ツルンの恩返し」そのものでは鍋の底ガーラガラ・・・。

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