トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

フジバカマの定植

2022-06-07 | 蝶の食草園
 3月に播種しその後に2号ポットに植え替えたフジバカマが育ち定植時期を迎えた。前の日は今季お初の真夏日でこの日は2度ばかり気温が下がったものの28℃超えの夏日である。定植地にしゃがみこんで植え付けを行うので初めて麦わら帽子で作業となった。しかし麦わら帽子は通気性が悪い。イグサの帽子もあったはずなのだが見渡らず百均で購入するしかないか。

 それはともかく育てた苗の2/3を植え終えた。残りは既に開花株となっている一昨年に定植した畝の欠損部に補植する積り。植え場所は昨季に耕起し笹の根茎などを外した場所なのでまだ軟らかく軽くほじくれば植え付けられる。後は三日月池からバケツ2杯の水を運び如雨露で水決めしてお終い。植え付けてみれば軟弱さが目立つ。やはり野生で発芽したものと保護下で育成したものではそれなりの差があるのだというのが感想と言えば感想か。

 ➡  

 翌日は残りのポット苗を昨季に開花した場所へ補植する。空いた部分をすべて埋める数には不足したけれど庭にはノダケの養成苗がある。ノダケはキアゲハの食草にあたるけれど食痕など見たことも無いので数はいらない。いくつか植え付けに使い残りは野草の中に点在させる。「植生モザイク・環境パッチワーク」は本フイールドの基盤概念なのである。
 「生物多様性」なんて花火は目新しくも無いけれど、それを裏付けする概念や活動までは耳目に届かない。打ち上げ花火は勇ましいだろうがまずは「蟻の一耕千里の美原」が必須なのであって環境が整えば後はかってにやってくる、てなもんや三度笠。
 斯様な事、直ぐに妄想に至るのは年甲斐のなせる業なのだ・・・。

                          ➡