トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「ヤブヤンマ羽化」

2022-06-20 | 小父のお隣さん
 フイールド駐車場溜まりにヤブヤンマが羽化していた。今期初見である。この溜まりからは昨季も少なからぬ個体が飛び立っていたとヤゴから推測しているのだが抜け殻はひとつも見つかってはいなかった。故にこの溜まりでの羽化確認1号体でもあり今期初見体でもあり祝着至極のこった。
 「ヤブヤンマ」としたのだがグロスジギンヤンマでも無いしマルタンでも無いしオニヤンマとも違うみたいで、結局はヤゴで確認していたヤブヤンマが妥当だろうと極めて非科学的選択なのである。しかしながら、この溜まりは「ヤブヤンマの産卵場所」を想定して設えた環境だからヤゴ多数を確認してきた経過からヤブヤンマで間違いはないだろう。

        


水遁の術

2022-06-20 | 小父のお隣さん
 林道上の雨水を集めその中の土砂成分を堆積させることで埋め立てを図っている窪みの水溜りに視線を向けたら浅い水中に動くものが見えた。「魚やヤゴがいるはずも無し⁉」と思いながら身を潜めた石をどけてみると底にはクモの姿があった。体長は20mm程度と見たのだが体表面には銀色に輝く空気の層を纏っている。水中に住む「ミズグモ」が居るのは知ってはいるが降雨の時だけ水溜りが出来る場所では住むはずも無い。

 空気の層を身にまとっているから長らく水中に身を潜めているのは可能だろうが少しばかり意地悪な気分になって10分ほどしゃがみこんで動き出すのを待ってみた。どころがドッコイ、動く気配は零で小生が根負けして敗北退散。自宅でクモのページを開いてみると相当するのは「スジブトハシリグモ」らしい。「小魚やオタマジャクシを捕らえる」と記載されてあったから水陸両用の狩りをするクモの様だ。思わず「屁ーっ!」、ではなく「ヘーッ!」と言ってしまった。
 独りで「屁ーっ!」なんてほざいているようでは受診の必要があろう。「ヘーッ!」でヨカッタヨカッタ。

 話は変るが小生の世代ではスイトンを食していたはずなのだけれど記憶が無い。「こなかき」と言って芋や南瓜を煮込み味付けした代用食の記憶はあるけれど長姉はこの結果なのだろうか芋や南瓜は「見たくもない」と言う。これもすいとんの術なのだろう。

        

ハンノキの植え床

2022-06-20 | 今日は真面目に
 この日、気温30℃を越えてしまった。午前中だけの作業だったから30℃未満だったはずだが一輪車で土を運び続けるとさすがに汗が出て来る。
 購入したハンノキは3本。3号ポットに植わった良苗だったのだが地掘り苗を注文に合わせてポット詰めした商品だから根鉢が出来ていない。ポットから出せば根回りの土は崩れてしまう。苗が到着した段階では植え床の準備が出来ておらず、どちらにしても自宅で鉢底から白根が出て来る段階まで養成しないといけない。地掘り苗の状態でフイールドに植え付けても管理不十分になりかねないからひと手間は必要なのだ。

 用土が無いフイールドなので植え床を作るにしても準備が必要で、これを見越して浚渫土を盛っておいたのだ。植え床3カ所で1カ所につき一輪車3杯分の浚渫土を運ぶ。新鮮な浚渫土は酸素に触れておらず真っ黒な状態で上がってくる。この中に植え付けしてしまうと土中の酸素が不足しているし酸化のための酸素を収奪されるから根は酸素欠乏に直面する。これでは元も子も失うからどうしても土色が戻る10日程度は晒しておかねばならない。
 植え床も設えしてから1回は降雨に晒し土を締めておく事も必要で、人為的に締めてしまうとこれまた根の環境を阻害しかねない。とりあえず3カ所設えて残りの3カ所は突端台地に設えるけれど蒸し暑さで敵前逃亡した。