トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**今日は本歌「防人も現人も・・・」

2022-06-17 | 感じるままの回り道
           防人に行くは誰が背と問うふ人を
                    見るが羨しさ物思ひもせず    20-4425   作者未詳

           韓衣裾に取りつき泣く子らを
                    置きてそ来ぬや母なしにして   20-440   池田舎人大島

           防人に発たむ騒きに家の妹が
                    なるべきことを言はず来ぬかも  20-4364  若舎人部広足

           父母が頭かき撫で幸くあれて
                    言ひし言葉ぜ忘れかねつる    20-4346  丈部稲麿

           草枕旅の丸寝の紐絶えば
                    吾が手と付けろこれの針持し   20-4420  妻椋椅部弟女
           

生簀で環境確認

2022-06-17 | 今日は真面目に
 開放型生簀も納得の出来栄え、ドブ貝も給餌しながら健康観察してみて支障はなさそうなので小雨がぱらつくこの日、据え付けに行った。
 越冬用の生簀での6カ月間は無事に生息していたもののアオミドロの発生が顕著になった夏場の生息環境が分からない。庭の池より採餌や水温に不自由は無いと思うけれど繁殖期の産卵用母貝としては初めての環境下なので初秋の繁殖期終了まで生存できるかどうかを確認しないと繁殖推定も出来ないのだ。初秋まで活きていれば生簀より開放し小生も確認する必要もなくなる。
 野池の中央部、深い所へ運び箱の縁まで泥を入れて水底と同じ高さまで沈めた。これで約3カ月生活させれば開放型生簀もお役御免となる。自宅の池のタナゴは相変わらず産卵管が出ていない。繁殖年齢が過ぎた可能性もあるけれど今期はこのまま様子見をする。

 昨秋に排除した残りのオオカナダモが増えていた。ついでに抜き取ったけれど泥水の中では所在が明確にならず根絶できるまで胴長を着けて池に入らねばならない。以前のブログにも書いた事だが、最初は農道直下の池の中で取り切ったら今度はあまり立ち入らない反対側の池の中に投入された。
 これも取り切ったら今度は池の中央部に投げ込まれてしまった。「これで手を出せないだろう!」の思惑ありありの破壊行為であるけれど「その都度取り切る」しか打つ手がないのが現状でもある。

 作業中、水面にクチボソの成魚が浮いていた。既に息絶えていたけれど、これで池内の推定生存確認が出来た。越冬用生簀から貝を引き上げた4月、1歳魚と成魚が入っているのを視認できているから今のところ絶滅は免れていると言えよう。