トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**今日の替え歌「所業無常」

2022-06-16 | 温故痴新
          見渡せば人も住処も消え失せり
                    侵略地帯の初夏の憂暮れ
           見渡せば花も紅葉もなかりけり
                    浦の苫屋の秋の夕暮れ       藤原定家


          身を潜め窺い見ればミサイルで
                    郷の住居は跡形も無し
           高き屋に上りて見れば煙立つ
                    民のかまどはにぎはひにけり    仁徳天皇

          
          もののふの装備つくろふ壕の上
                    火炎たばしる夏の麦原
           もののふの矢並つくろふ籠の上
                    霰たばしる那須の篠原       源実朝


          山の辺に描くいくすじの巡航弾
                    かすめる果ては阿鼻と叫喚
           山の端も消えていくへの夕霞
                    かすめるはては雨になりぬる    伏見院