トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

二点位置流「昆虫スコイぜ!」

2022-11-24 | 小人閑居して憮然
 いつものビビビッと点損降臨なのだが「昆虫すこいぜ!」シリーズをアップしたくなった。まあ、昆虫は「スコイ」なんて露ほども思ってはいないけれど、そこは言葉の綾という物でパクリはしたくないし消えた番組に成り代わって繋ぎの一稿、と言う誇大妄想・・・。
 とはいうもののタイトルは「点損」かつ「二点位置流」による内容だから推して、いいえ推さなくてもどうでも良い内容ばかりである。しかしなあ、廃番にしてしまった責は大きい。チョメチョメなんては枝葉末梢であったが昆虫の様な天真爛漫・白昼堂々さが欠けていて隠すより現れてしまったそっちを話題にするなんて教育的配慮を欠くので抹消したい。まあ、当事者個人の問題ではない視聴者の損害、というのが小生の立場。それにしてもそれにしてもの欠番お蔵入りであった。

 「ばかばかばか」と言わんばかり、イワンの馬鹿もお椀の汁もよゐこ悪い子よゐ爺クソ爺おしなべて楽しみにしていた輩は多かったはずで、その罪はしない引き回し貼り付け極悶に値するがその渦中でもあろうが昆虫の生態に学んだ事を活かし生き抜くしかないのである。今頃は日比谷公園の植え込みの中、越冬蛹でいるのだろうか・・・。

 然るにだが然るに既に昆虫躍動の季節は終焉しておるから当「昆虫すこいぜ!」当座は鳴かず飛ばずで右へ倣えだ。「覆水盆に返らず」と言うか「後悔先に立たず」と言うべきかかの御大、大きな罪作りをしたものよのう。まあ傾奇者なら傾奇者らしく始末をつける。そこに二股一流、いいえ二天一流の極意あり。

**小雪やこんこ大雪こんこ

2022-11-24 | 温故痴新
      冬の夜はまだ宵ながら寝床行き浮かぶつれづれ夢か真か
       夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ    古今集・清原深養父

      里山の畑蹴散らし去る猪の跡見る時ぞ今日も腹立つ
       奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき       古今集・よみ人知らず

      暮るれば温き布団へ冬の夜は目覚めて惑う小用足しかな
       暮るるかとみれば明けぬる夏の夜をあかずとや鳴く山ほととぎす 古今集・壬生忠岑

      見る人もなき里山のもみじ雨すべて洗われ後は裸木
       見る人もなき山里の桜花ほかの散りなむ後ぞ咲かまし      古今集・伊勢

      孫のため秋の野に出でて紅葉得るこの萎えし身にいばら爪立つ
       君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手に雪は降りつつ    古今集・光孝天皇

      世の中に絶えて戦のなかりせば民の心はのどけからまし
       世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし     古今集・在原業平