トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日の素労風努「秋グミから酵母培養」

2022-11-08 | 何よりの楽しみ
 アキグミがびっしりと密集して稔ってきた。少年時代、これを食べたくて小一時間も歩き水無川の河原まで行ったものだ。決して甘くはなく渋みが勝るけれど他にお八つなど無い生活では「秋の恵み」の一つでもあったのである。まあ、食べ過ぎて舌には渋が厚く付着するし便秘にはなるし、それはそれでも止められなかった果実だ。

 今は数粒試食すれば満足だけれど「ビビビッ!」と光頭降臨したのは「この酵母でパン作り!」で即座に決定した。早速、必要量を持ち帰り砂糖液に浸けた。毎日1回よく撹拌して一週間後に完成となるが気温が20℃前後と低くなる一方のこの頃、さーてどうなるか。培養酵母も片手では数えられなくなって、もうやめたい気持ちもあるけれど止められない止まらない。
 「天然酵母パン」を「売り」にしている向きもあるけれど、そもそも酵母自体は天然由来で選別精製などの手を加えたかどうかの違いしかないだろうがが小生の心証。フジバカマ花酵母は臭みがあって食するのは避けたけれどまあ、概ねそこそこ採集酵母でパンは出来ているし取り立てて売りの「天然酵母だから美味しい・旨い」なんて本当かい⁉多分に情緒的だろうが小生の実感である。