トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ちょっとー、省エネではないですよ!

2022-11-09 | 小父のお隣さん
 この頃は珍しくも何ともなくなったアカボシゴマダラの幼虫なのだが越冬体勢に入る前には食欲旺盛であるものの越冬体の体長はせいぜい15mm程度で小さい。まだエノキの葉は青々としているから葉の上に居るけれど葉が落ちる前には枝の二股部に移動して新芽が展開する頃まで動かなくなる。

 それは別にして今回見つけた姿勢が今までには見なかった姿勢だった。今までの観察では葉の上に身体を全て乗せていたのに今回の個体は、若木についていた4頭とも尻を葉につけて体前方は起ち上げていたのでこれでは背筋、あるかどうか知らないけれどエネルギーの消耗が激しいのではと他人事ながら気になった。
 この姿勢、一日だけでは無くて日を置いて見るたび、この姿勢なのだ。なんか理由があるのだろうか気になって夜も眠れない。そんなボヤキをしたところ「歳のせいです」とにべもなかった。小生の小さな生命体への恕は無視され世間は高齢者には冷たい。もう、バックレてやるー。

            

流下魚の回収

2022-11-09 | 水辺環境の保全
 台風15号の被害は降雨増水に因るのがほとんどで未だ全てを復旧できていない。それでもまあ、日常性は取り戻したフイールドである。ただ増水に因り流出流下した魚体の回収は行っておらず、一応冬期を目前にした生存確認と流下魚の回収を合わせてこの日に行った。
 今回の仕掛けは流域の落込み部、壺に3カ所と元池となる上の池1カ所の4か所にセルビン4本を用意して仕掛けたのだ。

 仕掛け時間は90分程度で、その間に軽く食草園内の整枝剪定を行って時間を潰す。頃合いをみて引き揚げていったのだが総数は泥鰌3匹、クチボソ11匹で「一匹くらいは!」と考えていたタイリクバラタナゴは今回も姿が無かった。自宅庭の二枚貝は9月初めには越冬池に戻したし、その段階でもタイリクバラタナゴの産卵管は出ていたから「あわよくば仔魚さえも…」の目算は見事にはずれた。

 大量の増出水があったから流下魚の数も多いと踏んだのだが意外と少なかったのは水量が激しく多くは壺に留まれず流出の憂き目にあったのかもしれない。
 「狙った大壺見事に外れ 頭カッときた最終セルビン・・・」とまあ、かくの如しだったものの頭を掻きながらでもクチボソの仔魚は2匹確認できたから今期も繁殖が出来たという確認はとれた。

 タナゴにしては春までに遊水地でタナゴ釣りを何回か行って追加してみる。カワセミの餌場にタナゴが定着できないのが分かればクチボソ1本、恋路はクチボソ一筋なのでやるしかない。
 今回の二股は無残な結果、という事になってしまうけれど過去を指折り数えればアブラハヤ、シロハエ、モロコ等々ゴマタ、つまりはドンファンであって名実ともに漁色家だったのだ。とは言え中身は色恋ではなく、大半はコイ科の種であっても「環境調和」するかしないかとの試行錯誤なのでカワセミ様も許してくれるであろう。