トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ぼちぼち地拵え…2

2022-11-29 | 今日は真面目に
 マキ列植部と真竹林との間の段々部が地拵えの部分だ。大きく日陰を作っているマキは除伐し地表の笹類や竹、ヒサカキなどは取り除いて地表に日光が当たるまでに環境を回復させる。これにより植生が復活し生物も生息し易くなるはずだ。この東端部は猛禽類の、それもフクロウの営巣地にまで仕上げたい心算もあるけれどまだまだ先の事である。まずは飛翔できる森林空間と林床部に餌となる生物が増える環境設定が必要なのだ。

 この日は人知れず栗の実を落してきた栗の木の周りに空間を作るための除伐と地拵えを開始する。やはりマキの列植部が大きな障害で、最終的にはすべて伐採しなければならないだろうが伐採木の処理集積には伐採する以上の手間暇と集積場が必要だ。集積場所は斜面下側の大杉近くの窪みに決めて裁断した枝などから積み上げる。太い部分は最後に重しである。これで嵩が減り腐食も早まると言うものであろう。
 写真では侵入していた真竹の若稈やシュート、ヒサカキなどを取り除いた後だから通り易く見えるけれど処理前は手で跳ね除けながら出ないと入れなかった平坦部である。