トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ガチャガチャ鳴くのはクツワムシ

2016-09-12 | 小父のお隣さん
 周囲に家が建ってクツワムシの鳴き声を聞くことができなくなって数年経つが、どういう訳か我が家の玄関先で今季は鳴いているのだ。隣家の壁に反射して二階にいても目の前で鳴いているように大きく聞こえる。鳴く虫の中では大音量のクツワムシだし夕闇が満ちれば深夜まで鳴き通しだ。
 田舎育ちのせいだろう、大音量でも不快には感じない。当地に越してきた頃、鳴き声が珍しくて懐中電灯を照らして探した事があった。概ねクツワムシは、他の虫と比較すると光にも鷹揚でカメラを近づけても平気だった。そんなことを思い出し夕涼みがてら撮影したのだが、料金代わりに何か所も血を吸い盗られた。痒いのなんの、半ズボンで夜外出するもんではない。「ウフ~ン」と美女が寄ってくる…。
 今季はなぜ居ついているのかと考えてみた。カヤツリグサが繁茂しているからかと思うのだが真相は不明だ。童謡で「ガチャガチャ鳴くのはクツワムシ」と教えているが、どうもウマオイの名前が先に出る。「馬を追い立てるほどの音量」と刷り込んでいるのかもしれぬ。
        アガパンサスに居た       両翅を立てて大鳴き中 

   くつわ揃えて牧場の阿呆は民意ムシムシ隠し立て ハアコリャコリャ

   馬は追われて小池にはまる面子形無し水溜り ハアコリャコリャ


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