八月末に水源地が埋没して取水堰も取水升も砂礫の下、おそらく地下1mほどの処にあるはずだ。それでも泥土でなく砂礫での埋没なので伏流水が取水升に届いて幸いにも断水の事態にはなっていない。しかし砂礫の隙間に微粒子が入り込めばじわじわと減水し断水になるのは目に見えているのだ。10月初め掛け合った担当課職員が雨をおして視察に来たけれど未だに返事も無く、取水堰が破壊された以前の危機の時でさえ「金がない!」の一言で災害復旧には至らなかった事を思うと今回も自助努力になるのだろう、と腹をくくらねばならない。
今の処、作業の詰まった水域の手入れもしなくてはならない事情もあるので水源地での作業は先送りだけれど、スコップ一杯分でも砂礫を排除する意思を持たねば水域は春までに干あがる可能性が高いのだ。時折は吐水量をチェックしているが大きな変動も無くホッとした。毎分24リットルを吐水しているので量から見れば通常に見えるのだが水源地は目も当てられない惨状なのである。
孤爺が膝小僧、腰娘、肩倅に無理を言いつつ参加してもらっても微々たる上の微力だ。取水し送水している管路の途中二カ所に簡易トイレの手洗い水用として分岐させてあるから公共性の点では遜色は無いと孤爺は思うけれど…ついつい愚痴になる。愚痴は言うまいこぼすまい、これが孤爺の活きる道。