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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

エンジンポンプ継ぎ手の交換

2019-03-21 | 今日は真面目に
 隣沢からの送水管排砂作業を行うのに欠かせないエンジンポンプだが、吐水側の継ぎ手がひび割れて水が噴き出してくる。とりあえずビニールテープで応急処置をしたのだが取り換える必要があった。同じ樹脂製なら安価で購入可能だけれど金属継ぎ手は4000円ほどする。

 少ない会員の会費から調達は「あんまりだ!」になってしまうので助成金の中から支出してもらった。これで気兼ねなく送水管に注入圧をかけ排泥させ断水解消が楽になるだろう。しかしながら本音は「出番が無いのが一番」だ。

 最大送水量は毎分24ℓ程度でも断水して干上がらせれば「一丁上がり」であって回復は容易ではないし今までの苦労は水の泡、いいえ水の泡も出ず干上がってしまう環境なので小生には常時ストレスとなっている「断水」なのだ。かように水辺のお世話は木守とは別段にうっとおしい。

 それでも今のところ昨年末から取水地に行かずに済んでいる。それと言うのも尾根ひとつ隔てたこちら側吐水口から順調に水が出ているからなのだが、20日念のために流量測定を行ってみたら毎分16ℓと60%代まで落ちていた。これでは黄色信号でエンジンポンプを運び上げ強制排砂しつつ河床の整備も行わねばならない。ただ今日は雨模様の予報だから積み込みまでで作業は22日以降になりそう。やらねばならぬと判明すると気が急ぐ。

                        ➡      

マメザクラ満開、ヤマザクラ開花

2019-03-20 | 感じるままの回り道
 フイールドのマメザクラが満開になった。花も小さくうつむきに咲くから目立つ樹花ではないものの「わびさび」に通じると思える風情に好感が湧く。

 一方、週初めから赤い新葉を萌やしはじめた山桜に開花が始まった。桜前線の予報が始まった頃の開花日は標準木で3月21日頃だったか。すでに予報はたびたび先延ばしで平年より遅めになりそうな気配である。

 平日も休日も無い姥捨て山の小生としてはソメイヨシノの開花や緋色の早咲き種などは関心も歓心も湧かず、やはりマメザクラや山桜の開花が楽しみ。ミツマタやショウジョウバカマの花期は終盤になって、こちらは侘しい極み。まあ、うなだれて歩けば足元にはスミレが見えてくる。良くしたものだ…。

                  

希にスイーツ爺爺 4 「ハイブリット羊羹」

2019-03-20 | 何よりの楽しみ
 「煮凝りババロア風」と「きよみ羊羹風」、いいえ、どちらも「もどき」だったに違いないけれど、懸念だった煮凝りに寒天を合わせて「ハイブリット小倉羊羹」を作ってみた。

 材料は手羽先をコトコトと30分煮た煮凝り液300cc、オリゴ糖の多い甜菜糖120g、寒天1本、ゆであずきで400gである。煮凝り液は出来上がりで300cc必要だったので煮詰まる分を想定し3カップから煮た。
 漉し餡なら溶かすのも口当たりも滑らかと思いつつ、小生は漉し餡は好きではない。多少は形が残っているのが好みなので袋のまま延し棒で潰した。

 煮凝り液に寒天1本を溶かし沸騰数分、そのあと甜菜糖を加え攪拌沸騰数分、最後は半殺しのゆであずきを加え沸騰させ型に入れた。羊羹風に直方体で凝固させようかとも思ったけれど適当な容器が無く、製氷皿を使った。これなら最初から一口サイズである。

 なぜ「ハイブリット」かと言うと従来の羊羹よりダントツ健康成分が多い。いわばスイーツなのに「特保」あるいは「機能性食品」と言ってはばかるに足る成分なのである。
 まあ、ほざいたところで独りよがりの爺我自賛に過ぎないけれど材料の成分を理解しただけでも通常の羊羹とは一線を画すと言いたい。

 さて肝心の食味食感であるが、通常の羊羹よりも咀嚼しやすく小豆の味わいが濃厚のように思えた。例えれば半殺しの餡を含んだ感じだ。甘みもくどくなく、有名店の羊羹より「美味しい」のは爺我自賛でも言える。
 作業中に思ったのだが「なにも煮凝り液でなくともゼラチンを使えば簡単」なのだったものの、煮だしたコラーゲンたっぷりの液と精製されたゼラチンでは「達成感」が異なる。要は遊びたいだけだった。
 さて、ここまでやって気が済んだ。春の嵐も落ち着いたようなのでスイーツ爺爺を卒業し、そろそろ林内作業をしに山に登ろう…。

 煮凝り液に寒天溶かす ➡  型に流す ➡  出来上がり

こけら版「花を看、還た花を看る」4 マンテマ属

2019-03-19 | 旅行記
 北国の5月末だったから「サクラソウか!?」と遠目に見て思ったのだった。近くに寄れない崖地の草薮から花色だけが見えている。
 気にするまでもなくトンボウオッチングする彷徨の道すがら随所に見出す事が出来て、全体を観察できる近さの株に出会って初めて「サクラソウでは無かった」と思い至ったのである。花色と形はサクラソウそのものに想え、園芸種でないサクラソウを観れた事に多少の喜びがあったのだけれどサクラだったに過ぎない。

 どの種かと見当をつけたのは「ムシトリナデシコ」の類ではないだろうかと言う事で帰国してから図書館で調べてみた。「これだ!」と言う図説に当たったのだけれどコピーも書籍名も記録しておかなかったため、その後再び図書館で図鑑を探したけれど見つけれなかった。
 だから「マンテマ属」であろうと言う事ぐらいしか見当がつかない。現地では珍しい植物でもなく、まあ、誰も気にも留めない道端の野草、崖地の植生程度の認識だったが、小生には初体験としてのインパクトがあった花である。

 ムシトリナデシコは北ヨーロッパからの帰化植物と図鑑にあったから近縁種だろうを手掛かりにしらべたものの再度ページを見る事は叶わず情けない…。

                 

ホトホト困ったトホホギス…

2019-03-18 | 蝶の食草園
 食草園にホトトギスの群落が欲しくて林道の土砂に発芽したホトトギスを直接移植したりポットで養成したりしたのち定植していたがことごとく失敗した。その原因は威之志士様の掘り返しにある。周囲と少しでも状況が異なると興味津々なのか卑しい極みなのか承知してはいないけれど掘り起こして枯らしてしまう。

 何年か試みてここ数年は採種して採り播きしているけれど発芽が無い。これでは一株すら用意できないのでホトホト困って思案の末、庭のホトトギスを移植した。
 もともとはフイールドのホトトギスを導入してその種子で繁殖した株だから、いわば二世か三世の里帰りみたいなものである。

 これで威之志士様がちょっかいを出すか出さないか知る由もないけれど、山は筍の最盛期に入る。わざわざ谷地まで降りてこんでも良かろうて。それでも今夜が心配なので池の泥土で「水決め」ならぬ「泥決め」をきめこみ、臭いをうやむやにしてみたが、さてどうなる事やら。

 ホトトギスを植えるのはルリタテハの食草にしたいがためなのだが、付近にはサルトリイバラが多くあってホトトギスが無くても世代をつなげる環境でもある。それでも林道擁壁の苔の中から芽生えたホトトギスに幼虫を見る事もあるから、しっかりとした大株でたらふくご飯を喰わせたいお爺心なのだ。まあ、こう言えば聞こえは良く慈悲心溢れるお爺に見える・・・。

 ポット養成株    掘り上げ株  ➡   定植  

泥水池4の改良

2019-03-17 | 水辺環境の保全
 着手前  ➡   拡幅浚渫中 ➡   作業終了
 泥水池4は水系の最下部で、そのため度々水切れになりやすい。隣沢からの送水に頼っている水系では断水イコール干上がるのであり、その中で泥水池4は水深も浅く堪水量も少なめなので影響が出るのが早い。

 そこで少しでも堪水量を多くして干乾びるまでの時間稼ぎをするために掘り下げと拡幅、また水位を上げる算段をした。これがうまくいけば上流部で排除してしまったヒシをここに復活させられる。何故排除したかと言うと、余りにも繁殖力が強く水面を全て覆ってしまい、トンボの産卵や水中環境の悪化がもたらされると感じた事に尽きる。
 そのうえ熟したヒシの実は流れに乗って下流域に勢力を広げ始め、周囲と折り合いをつける性質ではないと見た。
 一方でS先生によれば「ヒシをよりどころにするトンボの種もある」と聞いていたので、水域に拡散席捲する心配のない泥水池4の環境で囲ってみる気になった。

 まず泥浚いを行いつつ、浚った泥土と拡幅で出た土で東側の堤の補修と西側の堤を高くした。この周囲を固める作業を行ったうえでオーバーフローの高さを10㎝上げた。「たかだか10㎝」と思われるかもしれないが、浅い水域での10㎝は大きい数字だ。満水になると長靴で立ち込むにギリギリの深さになる。
 水田皮膚炎の汚染発症歴があるので素足では立ち入るのは避けたいのである。

 ボチボチと3日ほど要して作業は終わった。オーバーフロー部からの流出部に猪対策の護岸をしたいけれど急ぐ作業でもないから後回しだ。水面面積で2㎡ほど広がって湛水量は恐らく倍近くまで増えたはずだ。

 東側の堤      西側の堤      オーバーフロー改修

          トロル爺ドロの遊びに果てるとも余の節々の痛み絶えまじ

ヤマツツジ咲いた

2019-03-16 | 小父のお隣さん
 西の段々で林内整理中にヤマツツジの開花株を見つけた。ヤマツツジの株は点在しているが他の株は萌芽さえしていない。この株だけが早生と言うより「オシャマさん」なのであろう。
     
 
 日当りの良い場所にはタチツボスミレが開花していた。踏み荒らしや盗掘で一挙に勢力を減らしたスミレであるが一株一株点在していて、これはこれで風情もあるし花荒氏を呼ぶことも減るだろう。
 そうなればそうなったで低草地として刈り払いを継続する責めが小生に回ってくる。保護しようと思えば、その責めは小生が負う羽目になり、水辺の環境と同じく、周年作業に配慮を要するのである。
 実視している花色と撮影した花色がどうしても一致しない。実物は写真の色より薄い赤みを帯びたムラサキに見える。オートで再現できなかったから「曇天」や「直射光」はてまた「日蔭」の指定で写してみたが無駄だった。

 古い中古のデジカメなので色再現性が劣るかと思いきや、ツツジの花色は実物と遜色が無い。カメラも色に対する好き嫌いがあるようだ。
                  

叩き板の柄を取り換える

2019-03-16 | 今日は真面目に
 水辺の造成に必要不可欠の叩き板の柄が折れてしまったまま放置になっている。1月末のイベントに向け玩具の工作に集中していた事もあり、水辺の補修でも泥浚い程度で叩き板はとりあえず用無しだった。それでも本格的に畦や法面の補修を行うようになると無くてはならない道具のひとつになってくる。

 それを実感したのが昨年に拡幅した集水路の新堤を見た時の事だ。胴突きと叩き板で固めた部分は威之志士様が掘っていず、未加工部分だけグズグズにしてあった。叩いて突いた地表は固まるが威之志士様の猪力では造作もないからそれは理由では無い。
 恐らく固めていないところにミミズなどの生物が多く繁殖したのだろうと推定した。そこで急遽、胴突きで突いたけれど側面は突けない。ようやく叩き板を修理する気になった。

 折れた角材の柄を外し、新しい柄はパイプ製にする事にした。柄に使える角材が無かったこともあるけれど、胴突きの持ち手をパイプ製にして使いやすい事好感触だったからである。残り少なくなった古材のパイプに丁度良い長さがあったので、その外周に合わせ取り付け部を削り安定させてネジ止めした。
 早速、残っていた未施工部を胴突きと叩き板で固めて試運転は終わり。確かに角材の時より握りやすくなった事だけでも使用感が良い。

 取り付け部の加工  ➡   取り付け終了  ➡   セットが揃った


ヒキガエル産卵した

2019-03-15 | 小父のお隣さん
 14日、アズマヒキガエルが産卵していた。ニホンアカガエルほど産卵は早くならず「三月中旬」と言うほぼ暦通りの産卵である。例年と異なるのは二つ池と棚田の浅い水域に産卵をしなかった事である。また二か所に集中したとも言える。
 理由は分かるはずもなく、たまたまそうだったという事かもしれないし、まだ産卵があって埋まるかもしれない。

 ヒキガエルより先だって産卵されたニホンアカガエルの卵塊からはオタマジャクシが出ているのだが、姿が全く見えないのが不思議だ。掬い採る馬鹿もいないと思うし鳥の餌になったとしても全滅なんて事も考えられないし、よう分からん・・のが本音。

 次の楽しみ3月は「ツバメが何時来る?」四月は「トンボは何時飛ぶ?」である。毛髪は既に飛び去ったし記憶は飛んでいて日々泥まみれでも楽しみな事への期待は飛んで行かない。

           トンボ池の卵       上の池の卵

希にスイーツ爺爺 3 「濃厚なきよみジャム」

2019-03-15 | 何よりの楽しみ
 ジャムが「スイーツ」であるかどうかは別にして、ここでは美味しい柑橘「きよみ」でお台所遊びを取り上げている。
 「煮凝りババロア風」と「羊羹もどき」に加え「煮凝りと寒天を合わせたハイブリットスイーツ」も作る妄想が顕著だ。週末の混雑に入りたくないから買い物はせず、可食部だけ冷凍パックで保存する事にした。しかし余りにも量が多いので冷凍庫を独占してしまう。そこで一部はジャムにしてみた。砂糖とクエン酸、シナモンは棚にある。

 傷んだ部分と可食部を切り分け果実1.5kgに三盆糖1kgを加えて煮詰める。沸騰した段階で屈折糖度計で計測してみたけれど、測定範囲は33度までであえなく轟沈。砂糖と果実の重量比からの糖度数値は40%となるけれど果実の糖度は13度あったから実際は50度以上になっているだろう。

 沸騰してしばらく煮詰めている間にクエン酸10グラムとシナモンを加えた。攪拌しつつ味見をしてみると「とても濃厚な味」になっている。糖度が高い濃厚さでは無く「きよみ」の特徴からくる濃厚さなのである。正直「市販のジャムより格段に美味しい」のであった。そして出来上がりは丁度2ℓ。

 これは自家製で「無人販売」相当の商品価値があると思うし、きっとファンも付くジャムになるだろうと確信はしたけれど、哀しいかな小生は生産者では無いのであった…。まあ、簡単なジャム作りで「邯鄲の夢」を見てしまった事に他ならない。

 材料を鍋に  ➡   煮詰める  ➡   保存瓶へ


つくしんぼ出ていた

2019-03-14 | 感じるままの回り道
 泥水地はまだ冬枯れ色のままだが作業中に気が付いた「ツクシンボが出ている」。頭を出した頃に見つけるのが通り相場だったけれど、今春はタンポポ原っぱに足を運ぶ事が少なく、通っても道具小屋の往復だけが多かったから発見できる機会は無かった。

 ツクシンボが出たからと言って騒ぐ年齢はとうに過ぎてしまったものの、それでも「春になった」という感慨は雪深い里生まれ里育ちの身には懐かしい記憶の断片である。当時は国道でさえ未舗装で、人がすれ違えるだけの幅しかない往来で融雪が始まり踏み潰されてぐちゃぐちゃになった雪の路面に泥水が滲みだしてきた喜びは雪国以外の育ちでは理解してもらえないだろう…。

 日々太陽を浴びる時間が増えると田圃の水面が見えてくる。朝は雪面が固く締まり自由に歩けるようにもなる。そうなると水辺へネコヤナギやフキノトウ、あるいはカエルの卵塊等を探しに出たものだが、雪庇から流れのある川に落ちると這い上がる場所も無く、春先の水死事故も多くなる季節だった。

ミネラル槽を高床式にする

2019-03-14 | 水辺環境の保全
 ウオータークリーナーの濾過槽部分をミネラル補充のための「ミネラル槽」として水底に沈めてあるが、これに塩ビ管の脚を3本取り付けて高床式に変えた。これは池の底面全てを生物に開放させたいがためである。
 その理由の元になったのはシジミの繁殖で、沈めておいた産卵管理籠の砂泥から5mm前後の稚貝が出た事、池の深い部分「魚溜り」の砂泥の中は未確認ながらコンクリートむき出しの底にも稚貝が随所にいた事に由る。先般、ミネラル槽に卵の殻や落ち葉を追加した時もネットで閉鎖した槽内に稚貝がいた。もう、どこに稚貝がいるか分からないからシジミの管理確認はしないで放って置く。
 願わくはタナゴが産卵してくれる貝の繁殖なのである。

 今までミネラル槽は砂泥部分では無くコンクリートむき出しの部分に置いていたので掃除の時に移動させたりして稚貝を潰す恐れは十分にあったと観た。
 砂泥部分に置くため高床式にした理由は2点、「砂泥中の貝の移動を妨げない事」とミネラル槽と水底に隙間がある事でタナゴやドジョウの隠れ場所が増える」に尽きる。

 魚が隠れる設えは丸太の沈木と根株の沈木があるものの、丸太の隠れ場所は「使い難い」のではないかと忖度したからでもある。丸太表面に発生するプランクトンや溶け出す成分でのメリットはあるだろうが、循環式から曝気式に変更した事で濾過されずゴミとなる塊が見られる様になり、丸太の下はゴミ溜りみたいになって隠れる場所としての質が落ちてしまった。

 それに稚魚専用エリアを投入した事で池の中の水域空間がゴチャゴチャしてきた感もあるし…。まあ、あれこれ思い煩っているより着手して実践した方が理解しやすい。

         3脚を取り付け    ➡     設置した  

ツマキチョウを期待した・・・

2019-03-13 | 小父のお隣さん
 泥水池4で作業をしている途中、たまたま視線を送った食草園にシロチョウが飛んでいる。反射的にカメラを抱えて下ったのだが期待したツマキチョウではなくモンシロチョウだった。飛翔の違いがあるから慣れればそれと分かると言われてもこの時期、白い蝶なら「ツマキチョウ」と頭に血が上る。

 そんなことで作業を終え農道を下る途中にもチョウを発見して、一車線だから停車も出来ず分岐で方向転換して戻った。駐車場のタンポポに止まっていてくれたので撮影出来たけれど、これもツマキチョウでは無かった。翅裏の細かい斑点がなかったからキタキチョウとは異なるとみたのだがモンキチョウなのかどうか翅を展開した写真が無いと図鑑対照も出来ない。

 それはともかくとしても蝶の類が複数種見られたと言う事は春である。早い時期から姿を見せるタテハの仲間をみる機会が無くて、数日前にキタテハをみたのが最初だったか・・・。

 先日見たタテハ           

水辺のセーフティーネット

2019-03-13 | 水辺環境の保全
 水辺を生活拠点にしているカエルなどにとって水際線が危険な場所であろうことは想像するに難くない。ニホンアカガエルの生息が分かってからは刈り払いもやや高めにするようにしているし、水際の植生は手入れはするものの生え茂ったままにするようになった。

 しかしこのエコトーンと言うか移行帯と言えば良いのかセーフティーネットが破壊されるのは日常茶飯事でその破壊者は威之志士様と環境教育NPO御一行様が双璧である。威之志士様にロープなどは全く功を奏しないものの御一行様には口頭より効果がある。
 かと言って、その裏付けにはロープや杭などの資材への支出が伴う。時に依り破壊の激しい所にはロープを張り巡らしたり浚渫土で補修したりしていたが、今回のトンボ池の規制は植物で行ってみた。

 トンボ池の一部水際はミソハギやカサスゲで水際線を守っているが、今期はニホンアカガエルの産卵が早く、それを知られてしまったから早くから立ち入られ踏み潰されてしまった。カサスゲは丈夫だけれどミソハギは軟弱だから萌芽するかどうか分からなくなった。両方とも春先は枯れたままだから踏圧被害を受けやすい。

 そこで草本は常緑のハラン、加えてシモツケ2株を近くから移植してみた。シモツケは現在踏圧被害が顕著なトンボ池のコーナー部に、ハランはロープを張ってある場所であるが水際の護岸も含め第二トンボ池の角っこに植えつけた。シモツケは萌芽前の裸木だから見難いけれど葉が展開してくれれば障壁にはなるだろう。これでも立ち入るようならロープを張る。
 NPO初期のスタッフは気遣いが見られたものの代替わりするようになってからは注意もその場だけしか効かなくなった。そんなことが続いて御一行様の姿も見たくは無いし勿論、挨拶だって遠慮したい「うっとおしいだけ」の今日この頃なのである。

   ➡    ハランを植え付け

                      ➡    シモツケ2株植え付け

希にスイーツ爺爺 2 「きよみ羊羹風」

2019-03-12 | 何よりの楽しみ
 ともかく家で喰うだけで手に負えない量の美味しいミカン「きよみ」を頂いて、傷みが進まないうちに消費しなければとスイーツの第二弾は「羊羹」にチャレンジした。それでも傷みの進行に負けそうなので比較的痛みの無い玉はフイールドの駐車場で会友に分け、たまたま活動に訪れたおチビちゃん達に分け、痛みの早い玉から可食部だけを切り取ってジュース作りから始める。

 我が家には「ジューサー」なんて文明の利器はないから昔ながらのネットで絞り採る製法である。可食部を圧力なべいっぱいで果汁1300ccを得て、これに寒天2本を浸し揉んで千切って加熱する。
 水は一切使用していないから焦げ付かせないように攪拌しながら多少煮詰めて溶液は完成した。これを容器に入れて一晩冷蔵庫で冷やして出来上がり。
 フイールドから帰宅してからのデザートとして食してみたが、砂糖や香料など全く使わない事で甘味や風味が不足した感は否めなかった。やはり「スイーツ」なのでそれなりの添加物は必要だったが食後感である。

 とは言え寒天と新鮮な糖度13度きよみのジュースで作る「羊羹風」は見た目は悪くない。食味と言うと少々苦みが混入している感じだった。まあ、あんまり素材だけでシンプルになんて姿勢では「美味しさが不足」で美味くはならないのだと実感したが、それでも「健康的な食品」の立ち位置は崩れていないだろう。
 結論としては「美味しいスイーツは不健康!」チャンチャン…。

 さて当初は「羊羹」が狙いだったものの口当たりは「羊羹」にはならなかった。小生的には祖母が作ってくれた「芋羊羹」をイメージしていたけれど素材が芋のような固形物で無かったこともあって「寒天」そのものの食感で少々ガッカリ。
 これをサイコロに切って糖蜜でも掛ければスイーツ度は増すのだろうがコンセプトと離れてしまう。何と言うか年取ると頑固になってしまうのを実感。
 まあ、スイーツマスターへの道は険しく甘くないのであった。

 可食部切り分け  ➡   寒天を溶かす  ➡   容器で固める