GITANESを立て続けに吸った。その報道を見ながら。
それとは無関係に・・・。
たまたま観ていたニュース番組で、突然映像が差込まれて、
キャスターは状況がよくわからないまま、なんとかコメント
しようとしていた。
全身がざわざわと、妙な電気が流れているような感覚があって
そうこうしているうちにHopper氏からメールが届く。
「大変なことになっています。テレビ観て。」
ニューヨークのビルに飛行機が突っ込んだニュースだった。
ちょうどその時はニューヨークに学生時代の同期で友人ZOU氏が
住んでいた。それもマンハッタンだ。
「お前一人でちょっとニューヨークへ行って来い。
ニューヨーク事務所を作って来い。」という無茶な会社命令を
受けて単身あちらへ渡り、なんとか格好がついてきた頃だったと思う。
すぐに「お前は大丈夫か?」というメールを送ったが、意外にも彼は
まだ事件に気付いてなかった。
ただ、周囲がなにやら騒がしいなあと思っていたらしい。
知らせを聞いてテレビをつけようとしたが、ケーブルテレビが
まったく映らなかったらしい。
その後他の友人も巻きこんでメールで何通も何通もやり取りを
したが、ZOU氏の事務所にはまったく被害がないということが
わかった。それでも事故なのか何なのかまったく分からない状況
だったので、ほとんどのことには物怖じしない彼も(だって英語
できないのに会社のニューヨーク事務所を立ち上げるヤツだから)
さすがに不安そうではあった。
9月11日という日付は記憶に深く刻まれる数字になった。
そして翌12日は父の命日である。
私はと言えば、GITANESに手を伸ばさない状況が
もう三年半続いている。
せめて供養のために9月11、12日は吸ってもいい気がするが、
どうして供養にタバコを吸うのだ?供養なら線香でいいではないか、
と突っ込まれると返す言葉もない。
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