ガソリンスタンド

GITANESを吸いながら給油したことはないよ。
それとは無関係に・・・。

以前ここにも書いたことがあったと思う。
自宅最寄りのガソリンスタンドである。

何人かスタッフがいて（どうやら家族でやっているようだが）
たまたま給油に寄ったときにおじいさんに当たることもある。
万事ゆっくりしているので、急いでいるときにはこのガソリンスタンドを
選んではいけないのだが、たとえば休日で特に用事もなく、
他に行くのも面倒なときにはここへ行く。

とにかく、窓を拭こうとしてくれるのだが、雑巾がこの上なく汚くて
拭いたあとは拭く前よりも汚れる　という有様である。
よくて「窓の右の方の汚れが左に寄る」とか
「全体の汚れが右端に集められる」程度である。
だからおじいさんに当たったときには必死になって話しかけ、
窓ふきをする隙を与えないよう努力していた。


最近はおじいさんをみかけなくなり、お婆さんにあたる。
昨日は給油口の開け方がわからなかったようで、
「これ、どないしますの？」と押したり爪を立てようとしていた。
「ちょっと待って！そこの窪みを指で・・・」
といいかけたときには、おばあさんは給油口付近をバンバンと叩き始めた。

「叩かないでね。そこの窪みを指で」
とやり取りしているときに、このガソリンスタンドの一番の若手が来てくれた。
若手と言っても５０歳は超えているだろう。
多分おばあさんと、以前いたおじいさんの息子だろう。
もう一人若手の女性（もちろん５０歳前後）がいるが、どうやらこの若手男性の
奥さんだろう。

若手男性が走り寄ってきて、あとはテキパキさばいてくれた。

カードのサインをしてレシートをもらい、果たしてちゃんとハイオクを入れてくれたか
をさりげなく確認して出発した。


このガソリンスタンドは自宅から２００メートルの距離にある。

さらに１００ｍ向こうには別のガソリンスタンドがあるのだが、
そこは利用したことがない。

なぜだか自分でもわからない。