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それとは無関係に・・・。
 





GITANESの日は5月4日。
それとは無関係に・・・。

11月1日はどこかの何かという組織が勝手に
決めた「本の日」であるようだ。
兄、姉のために買ったらしい「学研 少年少女世界文学全集」
というのがあったり、住まいと比べるたら(小さい借家だった)
今考えると分不相応の百科事典が備わっていたりした。
私のお気に入りはその全集の中では
「ロビンソンクルーソー」が気に入っていて、というよりも
それしか読まなかった。
そればかり読んでいたから「お前はまたそればっかり読んでる」
と兄や姉に揶揄されたものだ。
それしか読まなかったという記憶があるということは
全集の中からどういう理由かそれを選び、そしてそれに
ハマったからそればかり読んだのだろう。
他の本を手に取っていたら、それが対象になっていた可能性も
あるし、極端すぎるが、他の本を手に取っていたら人生が
変わっていた可能性もある。
少なくとも、他の本を手に取った結果「ああ、本なんて
面白くない」と思ってしまっていたら、
その後の道はきっと変わっていたはずだ。

全集ではないが、やはり「チョコレート戦争」が大好きで、
これは今でも年に1,2度は読んでいる。
今でも多少ドキドキするし、今でもエクレアを食べたくなる。

小学校に入学してからは、十五少年漂流記が好きだった。
以前にここでもそれについて書いたが、つい最近
また買い求めた。十五少年漂流記というタイトルではなく
「二年間の休暇」というタイトルになっていた。
多分原題なのだろう。
その後順当に、という風に星新一をよく読むようになり
文庫で買ってもらえるものは全て買ってもらったり
自分でも買ったりした記憶がある。
不思議に、星新一をもう一度読みたいという欲は
まだそれほど湧かない。
その後はすぐに、父や兄が読む本を読めるようになり
私が買ったものを父が読んだり、兄が買った本を
私が読んだりしていた。こうして、家にはいつも
誰かが買った新しい本があったように思う。


11月1日はそれと知らずに本屋に行った。
でも、どういう訳か珍しく
まったく買いたいと思う本が1冊もなく
なにも買わずに書店を出た。
その日だけ本を買わずに店を出る
というのは何の因果なのだろうと考えるが、
多分
「書斎が汚すぎる。片付けなさい。
読んでない本も多すぎる」
という、どこかからの忠告だったのだろう。

まあ、掃除は来週でいいや。




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