昨年は久しぶりに寒い冬がやってきて、久慈川でシガが見られました。今年もラニーニャ現象の影響で偏西風が蛇行し、長期的には寒冬の予想でした。しかし、実際のところはかなり暖かい冬となっています。昨日は水戸で16.4℃、笠間で15.5℃と3月~4月並の陽気。今日も寒冷前線の南下に伴い久しぶりに天気が崩れたものの、暖かい春の雨となっています。先ほど自宅の庭でバッタの子供を見かけました。そして早くも福寿草の芽が見え始めていました。
さて、昨日朝は予想より天気が良かったので、2日続けて大洗海岸へ日の出を見に行ってきました。太平洋上の沖合に北西から南東へのびる疎らな雲が気になりますが、雲が薄ければダルマ朝日が見られる可能性もありそうです。
前日より10分早く6時15分に大洗海岸の神磯の鳥居前に到着。朝焼けグラデーションが綺麗です。前日以上に多くの方が日の出を待っています。しかし、150~200kmほど沖合の雲が予想外に密集して背が高く、水平線からの日の出は厳しそうな状況です。
前日に続いて大洗磯前神社へお参りします
三の鳥居から見る朝焼け
再び海岸へ降りて日の出を待ちます。水平線上の雲が解消することを期待していましたが、しぶとく残っています。
いよいよ日の出の時刻になりました。雲の向こうからの朝日が昇ってきました
太陽をズームします。手前の雲はそれほど密集していませんが、太陽を隠すには十分な奥行きと高さがあるようです。
雲が無ければダルマ朝日が見られたことでしょう。何となく縦長の形をしています。
間違いなくらダルマ朝日です。雲が邪魔だな。。。
二つの太陽が分離して日の出タイム終了
雲の向こうから丸い太陽が現れました
神磯の鳥居の上からの日の出です
太陽一つ分の高さの雲の上から昇ってきました
寒中とは思えない春のような柔らかい日差しの太陽です
最後にスマホで1枚
朝7時の気象衛星の赤外線画像です。宮城県沖から南東に伸びる幅の広い疎らな雲がはっきり見えています。南海上に移動した高気圧の縁にあたる場所で発生したこの雲がダルマ朝日を隠しました。一方、上空の寒気に伴う筋状の雲ははるか東海上に移動したので、こちらの影響はありませんでした。だるま朝日に巡り合えるチャンスは非常に少ないのです。
昨年末の12月8日と12月16日に続けてダルマ朝日が見られたのは非常に幸運だったのかもしれません。
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