ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

サルサってなにさ?

2008-04-13 11:41:52 | 
日本でサルサって言うと、

「私、サルサやってますぅ~」


と、“踊り”のこと、しかも社交ダンスのことだと思ってしまっているOLさんやおじ様が多いですね。

しかし、サルサとは、踊りでも、リズムでもなく、一つの文化のコンセプトであり、生き様でもあるのです。



メキシコで、私は逆にメスティーソのダンスを見て、その生き様を実感しました。
見せるものでもなく、陶酔していくものでなく、自然にスルスル動く踊りに、いたく感動したのでした。

それは、実際にそこに行って、自分の足でそこに立って、自分の鼻でそこの空気を吸って、自分の皮膚でそこの温度を感じてみないと解らないものでした(だから、旅はやめられません)。

とにかく、かっこいい彼らの踊りには、哀愁に郷愁、500年前から始まった世界の均衡と不均衡、すべてが詰まっていました。
踊りにしか輝く自分を見せるすべがないかのように思えてしまうところが、私の心臓をグッと締めつけるのです。




※ちなみに写真は、ベラクルスの街を行くバスの中でのレゲトン大会。
大型バスを3日間チャーターして国内旅行している地元大学生グループといっしょに写真を撮ったことがきっかけで、バスに乗せてもらったのでした。
どんな音楽が好きかと聞かれて、ベラクルスだったんで地元の伝統音楽「ハローチョ」だと答えたら、爆音でかけてくれました。
陽気で楽しい音楽なんですが、地元若者たちにとっては田舎臭くてうんざりの様子。
そこで、次は、あなたたちの好きな音楽を聞かせてよと言うと、かかったのはロックでもサルサでもなく「レゲトン」。
前方席で眠りかけてたグループ1のイケイケ娘が飛び出して、腰を振りはじめました。それからバスの中は、もうクラブ状態。


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