ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

孤独のグルメに救われる大晦日

2019-01-01 17:38:00 | Weblog
北朝鮮かこの国は?

渥美の実家での年越し。
お祖父ちゃんの画面のデカいテレビからは、NHKの紅白歌合戦。
大勢でそろって、踊ったり歌ったり、みんなで同じ方向を見る様は、北朝鮮の軍事パレード。
ポジティブ全開の歌には、何の現実実もない。他者を踏んづけて勝ち残ってきたようなこれら出演者にとっては、未来は明るく見えるのかもしれないが。





同じように、オリンピックや万博で国民が右肩上がりの世界を何の疑いもなく信じていた子供の頃を思い出す。
誰もが未来を明るく信じて疑わなかった頃の一般家庭では、テレビで団欒が普通であった。
そう、自分が小さい頃大晦日の夜は、レコード大賞、紅白歌合戦、行く年来る年、を見るのが定番だった。
唯一、子供の夜更かしが許された年に一度のイベント。
誰が大賞を取るか予想したり、紅白に誰が出るか、どんな衣装で登場するか、あの頃はとっても楽しみだった。





あが!番組表で、後半にはお国のためなら何でもやりそうな椎名林檎が出るのを見つけた。
これはもう、我慢ならんと、10時前には子供を寝かし、年寄りを風呂に行かせて、もう居間を消灯状態に薄暗くして、孤独のグルメへチャンネルチェンジ!

これ、リアルタイムで一年の終りに観られて、本当に良かった。
危うく気持ちの悪い紅白歌合戦を見て、ムカムカした気持ちで、年越しするところであった。

ウナギにとりつかれながらも、別なものを食うはめになるが、ナイスな食堂ばかりへ入り大満足な井の頭ゴロー。松重豊は漫画とは全然違うが、グルメ人らしく大柄で大食いで良い味を出している。


最後、柴又でウナギ食うシーンが生放送の芝居。これが、なかなか粋な計らいだった。
ドラマだけど、なんだか良い年を一緒に越すような気分になれて、ほっこり幸せな気分になれた。







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