海潮荘のお風呂は、夜中の1:00まで。
朝は6:00からと、24時間入浴可能ではない。
地下に貸切風呂が1箇所あり、こちらは24時間可能。
チェックイン時、男性用だった方の浴室が朝は女性用に。
この左手に昨日入った露天風呂があり、湯はつながっている。
同じように小ぶりの内湯に続いて露天風呂。
しかし、露天風呂の大きさは、約3倍ほどありそう。
露天風呂から内湯を眺めたところで、右の扉が内湯とつながっている出入り口。
湯は内湯、露天風呂、一体です。
露天風呂の湯口で、ここから流れ出た湯が内湯の方に・・・。
内湯には湯口はない。
浴槽の中にあるのかもしれないが・・・。
内湯から露天風呂へ湯が流れ出る・・・と、いうのはよくあるけど、ここは逆。
露天風呂がメインのお風呂だ。
奥に苔むした庭が広がり、樹齢800年の椎の大樹がそびえ、森林浴気分も味わえる。
湯が青く見えるのは、湯船の底の青石のせいで、湯は無色透明。
昨日、立ち寄りで入浴に来ていた子供達は、風呂から出てこの庭を走り回っていた。
しかし、この日の泊まり客は4組だけで、何度か風呂へ行ったが、誰とも顔を合わさなかった。
湯船の真ん中にど~んと大きな岩が。
岩風呂が嫌いなのは、そばを流れる川の石を積んで浴槽を作ったんじゃない?
って思ってしまうほど、ごつごつした味気ない浴槽が多いから。
黒川温泉の某人気旅館の何箇所かある風呂は、ほとんど、こういう感じの岩風呂だった。
岩風呂もあり桧の風呂も・・・なら趣があり楽しいのだが・・・。
この「宝樹の湯」は、素晴らしい岩風呂、露天風呂だと思う。
宿のパンフレットに「奥出雲の奇勝、鬼の舌震いを彷彿とさせる大岩露天風呂」とある。
「鬼の舌震い」がどんなものか見た事はないが・・・。
無色透明、無味無臭の湯だが、肌にすべすべ感はある。
源泉温度45.9度。
やや、加温されているように思うが、源泉掛け流し。
実によい風呂だった。
強く印象に残る露天風呂。