以前、2度立ち寄りで入浴している「かじか荘」。
一見すれば公民館風。
「海潮荘」の駐車場の裏に、ここの駐車場があります。
左手の戸が女性用浴室、正面は、集会室、右手に男性用浴室がある。
番台はなく、管理人も居ない。
料金を箱に入れるだけ。
そして、ハンコを押す。
右側の数が多い方は、市内在住65歳以上の人で、左側が大人。
ハンコの数とお金が合わない時も多々あるようだ。
入浴料金の小銭の持ち合わせがない時は、自動販売機で強制的に飲み物購入・・・らしい。
「木次乳業」のノンホモ牛乳は、私のお気に入り。
100円・・・?安くないですか。
2本買い、宿で飲むつもりだったが、結局、家まで持って帰った。
ここのお湯、ぬるくて、柔らかく優しい湯で好きでした。
しかし、源泉が変わったようで、今は適温の湯があふれていました。
もう1箇所あった共同浴場がなくなったとの事。
夕方、地元の人達がひっきりなしにやって来る。
タテに長い浴室。
手前と奥、2箇所のカランがあり、それぞれその前に座り洗髪中。
一人の女性は、カランを開け、湯を出しっぱなし。
湯船の前に貼られた「節水」の文字がむなしい。
自分の家でも湯や水は出しっぱなしにするんだろうか?
見ていて腹が立つが、何も言わない、言えない私。
湯から出て、浴室を出ようとするが、シャンプーの泡が入り口いっぱいに
広がり、私の足元にも・・・。
私は出るに出られない。
この「かじか荘」で出会った人達は、みんな親切で純朴そう。
宿の浴衣を着て行った私に優しく声をかけてくださる。
出雲の人達は優しい・・・と、海潮荘の女将さんが言われた。
その通りだなぁ・・・と、心温かくなっていたが、この浴室でのひとこまだけは許せない。
大好きだった「かじか荘」だが、ここは、地元の人達の風呂。
すぐそばの宿に泊まっているのに、わざわざ入りに来る必要はなかった。