夕食は、喫茶室の櫓(やぐら)で。
この喫茶室のみ、宿泊者以外でも利用可のようですが、
立ち寄り入浴も出来ないのに、喫茶室だけでは・・・。
個室になっていて、外はライトが灯る雪の庭。
食前酒はにごり酒。
かっぽ、かっぽ・・・とは言いませんが。
「雪見のおもてなし」と、銘打った前菜。
手前のカラスミのようなものは、信州サーモンのお寿司。
適当に脂がのり、コクもあっておいしかった。
黄瀬戸でしょうか、好きだなぁ。
先附の胡桃豆腐。
こちらも先附で、蕎麦が忍ばせてある「松代蒸し」。
やまめの塩焼き。
手前は豆腐の田楽、右の白っぽいものは、生のヤーコン。
ヤーコン、あまり好きではないが、生は甘くておいしかった。
「山里のお造り」は、岩魚の姿造り、鯉の洗い、桜肉。
ちょっと苦手な川魚の刺身だが、岩魚も小ぶりのものだし、桜肉も少量。
これで丁度良い。
桜肉のたたき。
え~っと、上にのせたものは何だったっけなぁ・・・?
吸い物は、鯉のすまし仕立て。
時間をかけて煮た鯉をからっと揚げてすましの具に。
焼いたネギと相性抜群。
でも、何年か前に、ここで食べた「鯉こく」の味には程遠い。
あれが、もう一度食べたい。
石焼ステーキ、杉の香焼き、せいろ蒸し・・・この3品からチョイスするのだが、
いつでも、石焼ステーキを選んでいる。
フィレステーキを塩・ライム・わさび・・・で頂く。
お口直しはイチゴの淡甘煮。
そして、かぶら蒸しへと続くが、もう満腹で、これは要らないなぁ。
ご飯は、何だったっけ?
焼いた岩魚ではなかったような・・・。
やっとデザートに行き着きました。
以前はなかった夕食後のコーヒー。
朝のコーヒーとは違い、こくのあるエスプレッソで、実においしいコーヒーでした。
夜、眠れなくて・・・と、このコーヒーを飲めない人もいるでしょうが、
私はあまりのおいしさに、もう一杯お替りが欲しかったです。
夕食の献立は変わっていません。
お腹をすかしておいたせいもあるかもしれませんが、
今回は、おいしくいただき、文句はありません。
ただ、料理の間が開き過ぎて困りました。
それでも、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく供されたのは、さすがです。
この日、グループ客が多くて、貸切風呂もなかなか空きません。
きっと厨房もてんてこまいだったのでしょうか。
そして部屋に届けられる夜食。
以前は、一口寿司のようなご飯ものがあったのですが、
今回は、デザート系に変わっていました。