昨日東京では積雪が27センチとなり、気象庁の「50年に一度の積雪」の目安(26センチ)を超える記録的な大雪となった。20センチを超えたのは1994年2月以来、20年ぶりとのこと。首都圏を中心に一時、7万戸以上が停電し、交通網が乱れた。
いや~それにしてもよく降った。昨日は朝から雪が降り出し、止む事も無くあっという間にずんずんと積り続けた。妻から「彼」が雪を楽しむ画像が送られて来た。あの寒がりな「彼」がね~やはり犬は喜びなんだな~
商店街は早々と店じまいを始めている中、事務所の前を雪掻きするが、掻いても掻いても降り積もる雪。時々知り合いが通り過ぎては会話を交わす。結局数回の雪掻きも効果なく、自転車は面白い形になっていた。
終業時間を迎え、歩いて帰宅する。吹雪の中の帰路は東京とは思えない光景が広がる。
自宅に辿り着くと子供たちが家の前を雪掻きしていた。この日数え切れないほどの雪掻きに再び合流していると、途中から隣家の家族も雪掻きを始める。会話を交わしながら一心不乱に雪掻きを続ける。そして江戸川区でも停電のニュースが飛び込み、両家とも雪掻きを途中で止めて、停電前に風呂へ飛び込んだ。
夜半にはベランダに降り積もった雪でシャッターが開かなくなっていた。今朝になり、ようやく雪は止み、太陽が顔を覗かせていた。雪道を滑らないように気を付けながら出社し、道行く人たちと挨拶を交わしながら事務所前の雪掻きを始める。そしてみんなの道を一時間近く掛けて完成させた。
人との交流が少ないと言われている東京においては、雪で少しだけ距離が近づく気がする。だから雪って何だか好きだ。
指折りついにあと一本