先日の飲み会。途中から突如お腹に嫌~な予感を感じた。ただもう終宴の近くだったので、とりあえず大丈夫だろうとお店を出たものの、この日は新小岩駅から少し離れた店で、歩いている途中で状況は少しずつ、そして一歩一歩確実に悪化していくのが分かる顔では平静を装いながら、背中にはたら~りと冷たい汗が伝わる。何とか事務所まで辿り着こうと少し足早になりながら歩く。しかし小波が次第に大波となり、さらに周期もどんどん短くなり、大波が押し寄せる度に「もう駄目」と一番近いトイレはどこかを考え始める。
すると通りすがりのお店で世界陸上のテレビ映像が見えた。勝手に自分を選手に重ね合わせ、織田裕二の声で気分を高め、何とか途中棄権せずにゴール(事務所)を目指すことにする。
すでに顔色が変わっているのが自分でもよく分かる。気を許せばきっと大惨事になるだろう。こうなればあとは気力だけの問題だと強い意志と下半身に微妙に力を入れつつ、競歩の選手並みに速度を挙げる。あの角を曲がればゴール目前だ。競技場に入った気分で、酔っ払いの大声も声援に変え、息も絶え絶え、歯を食いしばり、ラストコーナーを無事通過し、やっとの思いで事務所に倒れ込むように無事にゴールテープ(トイレットペーパー)を切った。良かった~とりあえず入賞だ