映画「アーティスト(2011年公開)」を観た。
【解説】サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落(ちょうらく)してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。第84回アカデミー賞<作品賞>ほか最多5部門受賞
サイレント映画は元々好きで、色彩も字幕以外の台詞も自由に勝手に想像出来る点が楽しい。主演のジャン・デュジャルダンが渋くて格好良過ぎるので、逆にベレニス・ベジョに物足りなさを感じる。ストーリーは非常にシンプルだが、音楽がとてもいい。好きな作品のひとつである。
劇中に登場するジャックラッセルテリア犬(アギー・享年13歳)が何とも良い演技をしているのだが、「犬のアカデミー賞」と呼ばれる「ゴールデン・カラー(金の首輪)賞」の第1回受賞犬だそうだ。