今年2回目のひとり旅はハトシを食べに長崎へ行って来た。昨年9月以来5回目(ひとり旅では3回目)の再々訪である。
ハトシとは長崎の郷土料理で海老のすり身などを食パンで挟み、油で揚げたもの。これまでなかなか食する機会がなく、ひとり旅で最近心掛けている「心残り」を拾い集めに連休初日の午前中に長崎空港に到着。空港から長崎駅前までバスで移動し、心残りの一つであった平和公園へと向かう。路面電車の長崎電気軌道の平和公園電停で下車し、エスカレーターを上ると遠くに有名な平和記念像が見えてくる。
この公園は元々浦上刑務支所があった場所で、爆心地から約100メートルしか離れておらず、甚大な被害を受けたそうだ。入園料も入館料も不要な見学に、長崎県民の心意気を感じつつ、いくらかでも頂戴して、それを運営費等に充てれば良いのに・・・と皇居乾通りの一般公開の時と同様の感想。
その足で昨年世界文化遺産への登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」である大浦天主堂へと向かい、原爆落下中心地を見学しつつ、市内へと戻る。
そして軍艦島デジタルミュージアムへと向かう。最新のデジタル技術で軍艦島の生活を紹介してくれるのだが、前回上陸時には見学エリアが限られていたが、島内部の様子を細かく紹介してくれる施設で、とにかく映像が素晴らしい。
また30号棟の1/30模型で築100年以上の内部がよく分かった。その他にもVRで軍艦島上空を見学出来るのだが、いつか実際に中に入ってみたいものである。
ちなみに昨年10月の台風25号で大きな被害を受けた軍艦島は来月まで上陸が出来ないらしい。やはり何事も早め早めの行動が大切である。
【パネルの前で撮影して貰い、白黒にしたら島民気分になれた】
長崎県防空本部跡(立山防空壕)にも寄りたかったが、当日は休館日だったので、これも長崎の心残りリストに追加しておく(他には「池島8階建て共同住宅」と「五島列島」)。そのままホテルへと向かい、予定では途中にある長崎新地中華街でハトシを食べながら、軽く一杯と考えていたのだが、営業時間外や定休日が多く断念。チェックインし、夜は前回も訪れたラーメン店・おにぎり屋とはしごしたら、朝四時起床の影響で気を失いそうになり、早々と就寝。結局ハトシ(と角煮まんじゅうとシースクリーム)はお土産で購入し、翌日帰宅して家族で食べた。どこか懐かしい味に満足満足。
前回の熊本同様に今回も滞在時間24時間未満であったが、慣れた感じの気ままなひとり旅再訪編であった。