【本日は連休初日。予約投稿にて】
映画「エスケープ・フロム・L.A.(1996年公開)」を観た。
【解説】1981年に製作され今なお根強い人気を誇るジョン・カーペンターの近未来SFアクション「ニューヨーク1997」の15年ぶりの続編。とはいえ、その骨格は前作と瓜二つ。その上で、スネーク・プリスキンの新たなる戦いとしてはこれ以上望むべくもない舞台が用意されている。大地震によって島と化した2013年のロサンゼルスがそれだ。目的は、過激派グループによって盗まれたエネルギー兵器の奪還。狂信的な大統領以下、公安の罠にはまり否応なく任務につくスネーク。だが単身乗り込んだLA島は狂気と暴力の渦巻く魔窟であった……。限りなくリメイクに近い続編だが、ファンの願いは成就されたと言っていいだろう。なんといってもスネークの再登場が果たせたのだ。他の映画じゃ主役を張っても今一つパッとしないK・ラッセルのこの映画でのカッコいい事といったら! 前作の7倍という製作費によるSFXも華々しいが、どこかチープな感じがするのもご愛敬。前作を踏襲しつつやがて迎える幕切れは、映画史上他に類を見ないものだ。
以前観た作品の続編だが、実際にはこれまで何度か観た記憶があった作品。解説にもあるように前作と内容はほぼ同じで、サーフィンやハンググライダーでのアクションが躍動感がない上に、LA島がそれほど狂暴ではなく、奪回も脱出もあら?って感じで遂行してしまう。確かにチープ感は満載で101分という短い上映時間では伝えきれないものがあるとは思うのだが、最終的には主人公のK・ラッセルの背の低さと魅力のなさが全てなような気がする。内容は良いので是非リメイクして欲しいものである。
ちなみに2013年のアメリカは酒・煙草・ドラッグは禁止されている設定だった。