映画「地獄の花園(2021年公開)」を観た。
【解説】OLたちの華やかな職場の裏で、拳を戦わせる壮絶な派閥争いがおこなわれていたというバカリズムの奇想天外なオリジナル脚本を、Perfumeやサカナクション、星野源のMVを手がける関和亮監督のメガホン、永野芽郁主演で映画化。ごく普通のOL生活を送っているかのように見える直子。しかしその裏では社内の派閥争いをかけ、OLたちが日々ケンカに明け暮れていた。ある日、中途採用されたOL・蘭と直子は一緒にカフェめぐりをするなど友情を深めていくが、蘭の正体はスカジャンがトレードマークのカリスマヤンキーOLだった。蘭の入社をきっかけに、直子の会社が全国のOLたちのターゲットになってしまい……。主人公・直子役を永野、蘭役を広瀬アリスがそれぞれ演じ、菜々緒、川栄李奈、大島美幸(森三中)、小池栄子に加え、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一らが全員OL役を演じている。
特攻服姿のOL自体奇想天外な上に、OLの中には遠藤憲や勝村政信がいたり、滅茶苦茶で破天荒な設定の思いっきり漫画チックなのだが、あまりくどくも、しつこくなくただ単純に楽しめる娯楽作品なのはさすがバカリズムである。また菜々緒はこのようなキャラクターをすっかり自分のものにしている。
永野芽郁の表情がとても豊かで良いのだが、しいて言えばもう少しアクションを頑張ってほしかった。